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2013.3.1   日経産業新聞の記事「TechnoOnline:好き嫌い隠す人知、犬の一ほえ、感情あらわ」から

犬と人間の関係で分かる嫌悪感

コラムの著者 山﨑弘郎氏(東京大学名誉教授)は、犬が自分の嫌いな人間を見分けることが出来ることに触れ、人間の日常生活に嫌悪感について語っている。

○特定の汗の臭いで犬は嫌悪感を判断

犬が嫌悪感をどう判断しているのか。山﨑教授によると、カギは臭いだという。人間が、犬にひどくほえられ、恐怖感や不快感を植え付けられ、犬を見るだけでその感情がよみがえり、特定の種類の汗をかくそうだ。犬はその臭いを感知して、更にほえ、犬嫌いの人間の不快感を増すことになるという。

人間社会では、自分が好かれているのか、嫌われているのか簡単には分からない。これが原因で悲劇も起こってる。人間も犬同様に嫌悪感が感知できると、悲劇も減る?しかし、山﨑教授が指摘するように、反対に人間は嫌悪感を隠す努力をする知恵がある。そのおかげで社会が巧くいっているのだという。

○嫌悪感を探ろうとする動き

マーケティング等で企業が新製品の企画に対する潜在ニーズやデザイン、色彩などの好みを知りたがっている。言葉によるコミュニケーションの背後にある嫌悪感を探るのが目的である。行動を観察して推定する等が使われているが、好き嫌いを隠す知恵を排除してみたいのが本音であろうか。happy01

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