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2013.3.6   日経産業新聞の記事「価値を生む創造思考⑨:『知らないことすら知らない』無知」から

無知は悪ではなく創造の源泉

コラムの著者 細谷功氏(クニエ・コンサルティングフェロー)は、新しい発想を生み出すのポイントとし我々の「知る」ことから分析して、「知らないことすら知らない」領域が大切であること解説している。

○圧倒的に大きい無知不感の領域

細谷氏は、無知を悪と捉えるのではなく、創造の源泉と考えることを勧めている。著者も同感である。

我々の身の回りの事象や考えは、

  • 領域①:「知っている」、一般的な知識の核
  • 領域②:「知らないと知っている」
  • 領域③:「知らないことすら知らない」、創造思考の源泉

に分けられるという。これらをビジネスでのお客さまでいえば、

  • 領域①:既存顧客
  • 領域②:買うことは分かっているのに自社の商品を買ってくれない顧客や競合他社の商品を使っている顧客
  • 領域③:いまは、思いつかないような顧客

となり、いつものビジネスでは②の顧客を①にどう取り込みかばかり気になるところ。市場が縮小すると、機会損失をおこす可能性がある。しかし、未開拓な③の顧客は、圧倒的に大きな領域といえる。③の顧客が見えれば、最終的に①に誘導することも可能となる。

商品の機能についても

  • 領域①:今ある機能
  • 領域②:競合に合って自社にない機能
  • 領域③:いま考えてもいない機能

と考えられ、圧倒的に大きいのは③の機能である。これを意識して創造することであると細谷氏は指摘する。

○領域③を意識するには

細谷氏は2つのポイントがあるという。

(1)必然性に身を任せる:

カフェテリアで、自分の好きなものしかとらず、知らないうちに偏食しているように、たまには、偶然見つけた「おすすめメニュー」を選んでみると思わぬ発見があるかもしれない。ネット検索でも、検索キーを使うこと自身が領域②の範囲であって、本当に必要な斬新なアイデアは「キーワードすら思いつかない」という領域③にあることになる。

(2)理解できないものは、先ず肯定からはいる:

自分が理解できないファッションや映画でも、拒絶せず素直な目でみれば、ヒントを与えてくれる。理解できないものを肯定し、「そこに別の世界があるのでは?」と思うことが重要である。happy01

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