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2013.1.9   日経産業新聞の記事「価値を生む創造思考①:大量の情報を絞り込むには、まず仮説でアンテナをから

仮説なき情報収集は反って情報貧乏に

コラムの著者 細谷功氏(コンサルティング会社クニエ、コンサルティングフェロー)が語るのは、ネット時代の情報収集の秘訣である。

○インターネットによって変わった情報収集の位置付け
 細谷氏によると、これまでの情報収集の差別化ポイントは、どんな情報を持っているか、あるいは見つけられるか、であったという。ところが、インターネットの普及により、ほとんどの情報を誰もが簡単にアクセスできることから、情報そのものの希少性はなくなってしまったという。
 今は大量にある情報から選別し、整理・認識するかで差がつくという。つまり、単なる情報処理能力ではなく、人間を必要とする考える力が必要だ。
○必要な情報を絞り込むには常に仮説をもって考える
 細谷氏が示唆するのは、大量の情報から必要な情報を効率的に絞り込むには、常に仮説をもつことであるという。
・事例 未知のA国でのスマートフォン向けのアプリの潜在市場規模を探索する
 <方法①:これまでの方法>
 「A国 スマホ 市場」などのキーワード検索をはじめ、出てきた情報に関連する情報を次々と辿っていく方法である。これでは、時間がかかる割に有効な情報に辿り着くまで至らないことが多い。
 <方法②:細谷氏が推奨する方法>
 期待する売上を算定する仮説を立てる:
(A国の人口)×(スマホ保有率)×(アプリを使う人の割合)×(利用頻度)×(アプリの単価)=(期待売上高)
 ここで、日本の経験や類似国の知識を加味して、A国では、この程度の購買力をもったユーザーがアプリを使い、結果としてこれくらいの売上が期待できるという、ストーリーを作ってみる。こうすることで、必要なのに調査しなければ分からない情報が出てくる。結果として、収集しなければいけない情報の方向性が明確になるというわけである。ちょっとした情報をつなげて全体を眺めてみると、これまでに気付いていなかった背景が浮かび上がってくる。
○情報不足は本来の目的を見定めて見直しを
 情報を多く収集することを目的にしてしまって、本来の情報を用いて何らかの意思決定を行うという目的を忘れていはならないと細谷氏は注意している。
手持ちの情報だけで仮の結論を出すことも仮説検証の訓練になり、情報収集の質と量も格段に向上するという。happy01

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