【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:その研究成果は何がすごいのか」から
2012/07/16
2012.7.12 日経産業新聞の記事「眼光紙背:その研究成果は何がすごいのか」から
ヒッグス粒子発見の発表も不合格?
コラムの筆者は、大学や研究機関の報道発表に不満を漏らし、「ヒッグス粒子」の発見を発表した欧州合同原子核研究機関(CERN)の広報文や研究グループの参考資料もよい手本でないと手厳しい。
○大学や研究機関の報道発表の違和感
コラムの筆者は、以前に比べ体裁は整ってきたが、このての報道に疑問があるという。
- 高度で専門的な研究をなぜ一般向けに発表するのか
- もう少し、意義を分かりやすく説明できないのか
という広報技能についての疑問だ。
○変わった報道体制
2004年の大学の独立法人化で、企業の広報経験者や広報コンサルタントを使った広報体制の整備が進んだ。確かに体裁は整いつつあるという。ただ、研究者と報道担当者で「報道に値するのか」といった議論が本当にあったかどうか疑わしい事例が問題だと指摘している。
研究者は自分の研究であるため思い入れが多いのは事実。ただ、それをすべて報道する意義があるのかを検討した上で、思いとどめるのも報道担当者の役割だという。
CERNの発表も、コラムの著者には不合格だとのこと。関係諸氏の努力に期待することになりそうだ。
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