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2012.7.13   日経産業新聞の記事「市場トレンド私はこう読む:デジカメとスマホ」から

デジカメとスマホの連携が新しい?

コラムの著者 内田勳氏(フォトアドバイザー)が紹介するのは、ニコンのスマホ連携機能付きデジタル1眼レフカメラである。

○wifi機能付きからスマホ連携へ

内田氏が事例として出すのはニコンのD3200である。このカメラは外付けのワイヤレスモバイルアダプターを装着することで、スマートフォンとの連携機能を提案している。

これまで、カメラ本体に無線LANであるwifi機能を内蔵し、画像共有サイトへ画像を転送したり、パソコンを介してインターネットに接続する機能をもった機種もあった。しかし、使い勝手はいま一つであったことから主機能にはならなかった。D3200の場合は、通信機能をスマートフォンに任せ、撮影した画像をスマートフォンに転送することにし、撮影時に被写体を確認するモニターとしてスマホの画面を使うという「ライブビュー機能」と、そのモニター画面を見ながら、シャッターを切る遠隔操作を搭載している。

○分業でのメリット

スマホ側は、インターネット接続で、撮った画像をSNSなど即座に投稿できる。また、画像付きメールもできる。一方、カメラ側は、ライブビューと遠隔操作で、カメラの置き位置に係らず、自由な角度で撮影ポイントを見ることができ、シャッターも切れる。

このように、これまでは、スマホとデジカメは競合のように見えたが、連携による付加価値で更に市場を伸ばそうというのがカメラメーカーの考えであろう。happy01camera

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