【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:台湾の技術マネジメント」から
2012/05/02
2012.4.27 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:台湾の技術マネジメント」から
台湾サイセンスパーク 新竹市にみる台湾の技術力
コラムの著者 近藤正幸氏(横浜国立大学教授)は、台湾の技術戦略と産学連携について日本を凌駕する勢いにあると指摘する。
近藤教授が、新竹市で2012年3月に開催された国際技術マネジメント学会(IAMOT)に出席。そこで台湾の研究レベルやビジネス戦略を語っている。
- 学会の論文数:発表は台湾からが目立ち、全体194件の内64件を占めた。2位は韓国、日本と中国は各15件であったという。
- 開催国での発表割合:2011年米国:1割強、2010年エジプト:1割強を大きく台湾は上回っている。
- 基調講演:経産省事務次官に相当する経済部次長で情報工学の博士号をもち、技術革新への理解が深い。内容は、台湾がハイテク製品で成功し知的財産でも優れていることを示したという。
- 人口100万人当たりの米国特許取得件数:台湾は353件で世界一。2位は日本で352件、3位は米国348件。
- 他の国が、製造業では川上部品や、販売・アフターサービスの川下に収益性を求めるのに対して、台湾は、中間の組み立て、生産で高い収益性を狙うという。
- 研究機関と生産会社が同じサイエンスパークに道路を隔てて向かい合っている効率の良さがあるという。
台湾だけでなく、日々技術を向上させ、益々力をつけているのが新興国の動きである。日本はこれをどう活用し、どうリードしていくのか。
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