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2012.3.23   日経産業新聞の記事「眼光紙背:一つのテーマに一生をかける研究者」から

ぶれることのない1テーマを追求した研究者

コラムの筆者の視点は、産業技術総合研究所デジタルヒューマン研究センターの河内まき子上席研究員を紹介し、その研究姿勢について今の研究者への提言を示している。

河内氏は、この3月末で定退職である。産総研としては異例の退職記念講演で、同氏が語ったのは、「40年間、やってきたのは人体を測ること」という。この講演の背景に、多くの研究者が、本当にやりたいことでなくても、研究費がつく大プロジェクトを渡り歩く傾向にあり、定年退職になって、自分が何をやってきたのか分からなくなる、という事実だ。研究人生を人体測定と、一言で述べた河内氏の研究姿勢に素晴らしさを感じた持丸明デジタヒューマン研究センター長が推したそうである。

河内氏は、東大人類学教室から計測の研究を始め、工業技術院製品科学研究所で足型の開発などを続け、産総研では3次元の全身モデルに発展させた。ここでの地道な測定によるデータで、人体の精緻なモデルを製品開発や健康増進など様々な応用につながる「デジタルヒューマンモデル」となった。

河内氏の講演の結びで「データをとるのを面倒くさがるな。そこで力を出し惜しむといい研究はできない」と語った。大業は1日にしてならず、地道なテーマの追求がなし得た奇跡である。happy01memo

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