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2011.11.9   日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:『散歩ブーム』近景」から

ガード下の風景に世相が見える

コラムのデザイン評論家 柏木博氏が語るのは、散歩ブームと関連し、青山学院大学の大竹誠氏が中心となって発足した「ガード下学会」(▶参考)。TV番組の「ちい散歩」(テレビ朝日系)や「ブラタモリ」(NHK)など底堅い人気があるという。この学会の参加者の徐々に増え、10月21日には文化学院(お茶の水)の「クリエイティブカフェ」で学会発表があったそうだ。話題は、戦後の闇市から東京上野のアメ横などの歴史的な流れだ。

考えてみれば、鉄道会社古くから不動産としてのポテンシャルを感じており、その意味で有楽町や新橋、上野、吉祥寺といった老舗のガード下には、常連と新規顧客を引き込む力があるようだ。

同学会の活動は、ガード下をその地域についての知識のある人の話を聞きながら歩き、最後はガード下の居酒屋で一杯飲ん解散とった散歩プログラム。そこには、世相の移り変わりを感じつつ、楽しむ喜びがあるようだ。beer

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