【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「市場トレンド私はこう読む:『Z-LIGHT』の復権」から
2011/10/20
2011.10.14 日経産業新聞の記事「市場トレンド私はこう読む:『Z-LIGHT』の復権」から
シニア層、家庭に見直された復権した受験生の友「照明スタンド」
コラムの著者フリーランス・フリージャーナリストの高嶋健夫氏が、この夏の節電対策で様々なヒット商品が生まれた中に、ロングセラー商品の復権があると示唆している。
このブログの著者の私も受験の時にお世話になったZライトだ。ゼットライトは、1954年工場向けの「山田式Z型作業スタンド」として発売。山田照明はその後もオフォス向け、一般家庭向けとして商品ラインナップを拡充し、高度経済成長期には「受験勉強の友」として机上灯の代名詞となった。現在、150種、累計販売台数1000万台を超えるロングセラー商品である。
節電の夏であった今年は、前年同期比2倍以上で販売台数も過去最高と山田光夫社長は語る。けん引しているのは、必要なところに必要な時だけ使うオフィス需要。消費電力の小さいLEDタイプで数千~1万台オーダーで発注をうけることも。また、シニア層に「人に優しいあかり」として受けている。視力の衰えた高齢者にとって手元の明かりは必需品。節電対策で、多くの高齢者が卓上灯の利用価値を見直したことが需要につながり、調光・点灯が緩やかに出来て、ストレスを生じないところが良いという。
未曽有の危機を乗り越え、多くの商品の見直しで復権してくることも日本の底力かもしれない。
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