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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「眼光紙背:善意が築くネットのチカラ」から

2011.3.22 日経産業新聞の「眼光紙背:善意が築くネットのチカラ」より

無機的な信号でしかないインターネットも使いよう

コラムでは、今度の震災でインターネットが果たした役割についてチェーンメールのような流言飛語の伝播はあるものの、安否情報の確認や救援物資の調達情報等で大いに役立ったことも伝えている。

1と0の信号群でしかない情報であっても、見知らぬ人々がインターネットを媒介として伝わり、ソーシャルな場ができ支援しあったことは、これまでの時代にはなかったことだ。

噂の伝わ方は、その内容の「重要度」と根拠の「曖昧さ」によってきまると、コラムでは1940年代の心理学者の言葉を借りて、インターネットの両面性を示した。家族や財産等個人にとって重要であればあるほど、また、その安否や真偽が不確かであるほど、流布される情報量は多く、広伝わるという。

今回のチェーンメールもよく読めばその内容から流言であることが分かる。しかし、その時の情報環境に左右されるのも怖い。

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