【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「眼光紙背:日本人は便利な生活を手放せるか」から
2011/02/01
2011.1.27 日経産業新聞の「眼光紙背:日本人は便利な生活を手放せるか」より
温暖化ガスを個人単位で削減を提案は画期的だが、実現は?
コラムでは、昨年末に管直人首相が公表した「一人当たりの温暖化ガス排出量を世界平均年間4.4トンから2050年までに2.2トンにする」というもの。ミクロ単位での設定に正論だが、どこまで実行の目安があるのか、とコラムでは疑問視している。
エネルギー効率の高さは世界的にも高いと自負している日本だが、GDP当たりの生産効率で見た場合の話。日本人一人当たりの排出量は年間9トン。産油国ロシアと変わらず、英国を上回る。これを2.2トンまで下げようというのは厳しいと言わざるを得ない。
排出量の削減は、生産面だけでなく、消費する際の生活水準に直接影響を与えるという。自動車は乗り放題、エアコンはかけっ放し、トイレはシャワー付き温水洗浄で、原発は反対といえばどうか。
首相の宣言公表も良いが、達成可能目標でなければ世界へのリーダーシップも取れない。それは国民一人一人の実績がものをいうというのがエコ。TPPと同様二律背反だ。
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