【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「博士が語る実践の経営⑦」より
2010/10/09
2010.10.01の日経産業新聞の「博士が語る実践の経営⑦」から
失敗の主原因でことなる対応策
コラムでは、成功体験が邪魔をして改革がうまく進まないといったことに対して失敗に学ぶことを説いている。ただし、重要なポイントは、失敗の主な原因を以下の2つに分けて考えてみることだ:
- 製品不良、時期がわるかった、市場が予想よりも小さかった
- 計画の未熟さと実践力に課題がある場合で、反省を促し、次回に万全を期せば良い
- 会社の事業概念が、経済社会の変化にマッチしていなかった
- この場合は重症。会社自身の存在意義や社会的な価値が問われるところ。とくに儲けに走ると盲目的になって、「ズレ」に気付かない。
実は2つめの失敗要因を、自社の事業領域の再定義まで遡って行うことが、新規事業やビジネスモデルの拡充につながることが多いという。つまり、事業領域を縛り付けていたのは、経営者をはじめ社員すべての事業領域を「決めた」ことにあるわけで、このジレンマを解き解すことに他ならない。失敗から、市場とのズレを生じない事業領域を、外部と触れ合う中で見出せば、それが新たな事業領域を定義したことになるという。
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