【ヒット商品】ネタ出しの会 2. 準備編 「ネタ出し脳」をつくる15のトレーニング②
2010/04/12
図解を説明して連想力を鍛えよう!
トレーニングには、ノートに書き出すときに、図やスケッチに説明をするようなキーワードやメモを書き込むことです。りんごと歯型、そのりんごを齧ったときの感覚。甘酸っぱいとか、そういった言葉で結構です。実はこの発想は、あなたの感覚的な発想力を鍛えます。プラクティス1で、論理性があるという癖がある人は、発想に行き詰まったとき、この図解法をつかうと突破できるかもしれません。
連想ゲームで連想力を鍛える!
今度は日本の奇才である葛飾北斎の発想法をご紹介しましょう。自ら画狂老人と名乗るほど、スケッチの鬼である北斎は、絵が写実的である以外に、ユーモアがあることで知られています。そう、言葉遊びというか、例えば、蟹の絵を描けば、海産物を書くのではなく、柿の絵を描くといった天才です。蟹と柿、どこにつながりがあるのでしょう?そう、単に、「かに」と「かき」といったひらがな2文字でともに「か」で始まるものといった、発想です。たったそれだけといわれるかもしれませんが、一見無関係の蟹と柿が同居することで、第3の発想がうまれます。例えば、「かみ」でもよいですし、「かま」でもよいのです。蟹と柿と、その横に襖の絵と稲穂を刈る鎌の絵を描けば、連想ができますね。
さて、ここまできたらわかりますね。そう、落語の洒落や連想ゲームのような発想法です。落語のネタであるような、言葉あそびなども大いに連想ゲームになります。連想ゲームは、元の事物を少ないキーワードでできるだけ速く当てるゲームです。ただし、ヒントとなるキーワードは元の事物をそのまま出してはいけません。例えば、「着メロ」、「メール」、「親指」、「ポケット」、「優先席付近」、、、いかがでしょう?正解は携帯電話です。連想ゲームでは、ヒントを出す方は、元の事物を隠してキーワードを連想する必要があります。回答者もキーワードで連想する必要があります。2つの連想を一気に行うのがこの連想ゲームの醍醐味です。
連想ゲームを使って、連想力をつけることができます。連想ゲームの回答者に求められる、元の事物を当てることを連想力のアップに使います。プラクティス1で出た、たくさんのキーワードから逆に、元のキーワードが出てくるかを試してみるのです。ただし、自分が出したキーワードでは、すぐに元のキーワードを思い出して、練習にはなりません。そこで、キーワードや図、スケッチを小さなカードに書いて、かき混ぜ(シャフル)して、何枚目になると、元のキーワードが発見できるかを試してみてください。経験的には、プラクティス1を行って、1週間ぐらい空けて行うと効果的です。時間がない人は、書き出したキーワードを読み上げてもらって、元のキーワードを当てる方法でも効果があります。
結果的にすぐに元のキーワードが出てくるなら、連想力が高いといえます。逆に、すぐに出てこない場合は、意識して、プラクティス1を今度は理屈をつけてキーワードを出すことで、この連想ゲームを行って連想力を補強します。
プラクティス1で行った方法では自分のキーワードで連想ゲームを行いました。でもこの方法では、途中で飽きてきます。そこで更に連想力を鍛えるために、他人の情報を使った連想ゲームを行ってみましょう。
他人の情報で、ランダムなものの代表として、新聞の記事があります。今回は、これを連想ゲームに利用します。読み方は、いつもの一面から読み出すのではなく、偶数ページの上、中、下段の見出しをピックアップしましょう。もちろん、奇数のページでも結構です。時間がないときは、5つ程度見出しだけでも覚えてください。
ピックアップした見出しで連想ゲームを行います。そう、共通のキーワードを探してみてください。最初は各ページに1つの見出しでOKです。慣れてくると、2,3の見出しで挑戦しましょう。
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