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メモ魔のダ・ヴィンチも連想が好きだったようで、多くの図やスケッチに、注意書きや説明、関連する言葉を書き残しています。注目する図やスケッチに回りに漂っているモヤモヤとした考えまでも書き込むところが重要なところです。たとえば、りんごからの発想で、歯が浮かんできたら、歯に絵を描くことやそのときのりんごについた歯型までもメモするのです。どうでしょう。まるでりんごをかじった時のイメージが浮かんできませんか?そう、この連想の感覚を覚えていてください。この感覚をあなたが感じたら連想が始まっているという意識があるとさらに多くのキーワードや発想が出てきます。さらにトレーニングすると、意識的にこの連想の感覚を思い出して発想を始めることができるようになります。
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図解を説明して連想力を鍛えよう!

 トレーニングには、ノートに書き出すときに、図やスケッチに説明をするようなキーワードやメモを書き込むことです。りんごと歯型、そのりんごを齧ったときの感覚。甘酸っぱいとか、そういった言葉で結構です。実はこの発想は、あなたの感覚的な発想力を鍛えます。プラクティス1で、論理性があるという癖がある人は、発想に行き詰まったとき、この図解法をつかうと突破できるかもしれません。


連想ゲームで連想力を鍛える!

 今度は日本の奇才である葛飾北斎の発想法をご紹介しましょう。自ら画狂老人と名乗るほど、スケッチの鬼である北斎は、絵が写実的である以外に、ユーモアがあることで知られています。そう、言葉遊びというか、例えば、蟹の絵を描けば、海産物を書くのではなく、柿の絵を描くといった天才です。蟹と柿、どこにつながりがあるのでしょう?そう、単に、「かに」と「かき」といったひらがな2文字でともに「か」で始まるものといった、発想です。たったそれだけといわれるかもしれませんが、一見無関係の蟹と柿が同居することで、第3の発想がうまれます。例えば、「かみ」でもよいですし、「かま」でもよいのです。蟹と柿と、その横に襖の絵と稲穂を刈る鎌の絵を描けば、連想ができますね。

 さて、ここまできたらわかりますね。そう、落語の洒落や連想ゲームのような発想法です。落語のネタであるような、言葉あそびなども大いに連想ゲームになります。連想ゲームは、元の事物を少ないキーワードでできるだけ速く当てるゲームです。ただし、ヒントとなるキーワードは元の事物をそのまま出してはいけません。例えば、「着メロ」、「メール」、「親指」、「ポケット」、「優先席付近」、、、いかがでしょう?正解は携帯電話です。連想ゲームでは、ヒントを出す方は、元の事物を隠してキーワードを連想する必要があります。回答者もキーワードで連想する必要があります。2つの連想を一気に行うのがこの連想ゲームの醍醐味です。

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 連想ゲームを使って、連想力をつけることができます。連想ゲームの回答者に求められる、元の事物を当てることを連想力のアップに使います。プラクティス1で出た、たくさんのキーワードから逆に、元のキーワードが出てくるかを試してみるのです。ただし、自分が出したキーワードでは、すぐに元のキーワードを思い出して、練習にはなりません。そこで、キーワードや図、スケッチを小さなカードに書いて、かき混ぜ(シャフル)して、何枚目になると、元のキーワードが発見できるかを試してみてください。経験的には、プラクティス1を行って、1週間ぐらい空けて行うと効果的です。時間がない人は、書き出したキーワードを読み上げてもらって、元のキーワードを当てる方法でも効果があります。

 結果的にすぐに元のキーワードが出てくるなら、連想力が高いといえます。逆に、すぐに出てこない場合は、意識して、プラクティス1を今度は理屈をつけてキーワードを出すことで、この連想ゲームを行って連想力を補強します。

 プラクティス1で行った方法では自分のキーワードで連想ゲームを行いました。でもこの方法では、途中で飽きてきます。そこで更に連想力を鍛えるために、他人の情報を使った連想ゲームを行ってみましょう。

 他人の情報で、ランダムなものの代表として、新聞の記事があります。今回は、これを連想ゲームに利用します。読み方は、いつもの一面から読み出すのではなく、偶数ページの上、中、下段の見出しをピックアップしましょう。もちろん、奇数のページでも結構です。時間がないときは、5つ程度見出しだけでも覚えてください。

 ピックアップした見出しで連想ゲームを行います。そう、共通のキーワードを探してみてください。最初は各ページに1つの見出しでOKです。慣れてくると、2,3の見出しで挑戦しましょう。


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