【ヒット商品】ネタ出しの会  2. 準備編 「ネタ出し脳」をつくる15のトレーニング カウンセリング
【ヒット商品】ネタ出しの会  2. 準備編 「ネタ出し脳」をつくる15のトレーニング①あなたのタイプは?

【ヒット商品】ネタ出しの会  2. 準備編 「ネタ出し脳」をつくる15のトレーニング①

 ヒット商品につ ながるアイデアを生み出すためには、「連想力」が必要不可欠です。連想力にはアイデアを広げる働きがありますし、またアイデアの出方も連想力次第で決まっ てきます。

【プラクティス1】連想力を鍛えよう!①

 例えば、「最後の晩餐」や「モナリザ」で有名なレオナルド・ダ・ヴィンチ。彼は絵画や建築、彫刻や土木など、幅広い分野で業績を残した芸術家であり、すばらしいアイデア・パーソンでした。

レオナルド・ ダ・ヴィンチはメモ魔だった!

 実は、レオナルド・ダ・ヴィンチという人は、相当なメモ魔だったそうです。疑問、観察、夢、ジョークや小話、尊敬する学者の考え、哲学的な思索、予言、絵画、植物といったありとあらゆるものを、走り書きで1枚のページにごちゃまぜで書くのが、彼の流儀でした。

 彼が生み出した数多くの偉大な業績は、このメモにルーツがあったと思われます。彼は散歩の途中や朝の目覚めたときでさえ、何か思いついときは、そのアイデアをノートに書きとめていたそうです。ノートにある絵や走り書きを時折眺めては連想を繰り返し、また新しい書き込みをしていました。探究心を失わずに、自由気ままに、内容の良否を問わずに書き込むことで、自由な思考を促し、連想を進め、視野を広げていったのです。

 彼が残したメモの量は、まさにルール1のとおり大量で、現存するもので7,000ページに上るそうです。 ここに、実は連想力を高めるヒントが隠されています。連想力を高めるための第一歩は、ダ・ヴィンチのように、「順序や論理的な道筋をつけずに、連想する習慣を付けること」なのです。

 ではここで、連想力を高める、ちょっとした練習方法を紹介しましょう。それは、1つのキーワードを思い浮かべ、さらにキーワードから思い浮かぶ言葉や出来事、名前、顔、イメージなどを、ノートか何かにどんどん書いてみることです。

 例えば、「リンゴ」というキーワードから、あなたは何を思い浮かべますか?「果物」「風邪の予防」「甘い」「カレー」「ビタミンC」「デザート」…いろいろ出てくると思います。中には、「ビートルズ」「iPod」なんて言葉を思いつく人もいるかもしれませんね。そして、思い浮かんだキーワードを、どんどんノートか何かに書き込んでみて下さい。書き出すキーワードには、特に個数の制限はありません。ここでは自由にキーワードを思い浮かべることが重要なのです。

 さて、ここでポイントと言えば、「制限時間」をもうけること。5分なら5分と制限時間を決めて、その時間内でキーワードを出していくことが大切です。理由は、連想力を高めるために、「適度な集中」が必要だからなのです。制限時間という心理的なプレッシャーの中で、どれほど集中して多くのキーワードを出せるかが、あなたの「連想力の大きさ」となります。

Keyword

自分の「連想の癖」が知ろう!

  この練習の効果は、「連想力を測る」だけではありません。書き込んだキーワードを見れば、「自分の連想の癖」を知ることができます。自分の連想の癖が分かれば、その特徴を活かして、さらに「連想力を高める」、いった素晴らしい効果が出てきます。例えば、「青森県」「バーモントカレー」「リンゴ・スター」のように、キーワードに「固有名詞が多い」という人は、「物事を実体験で考える人」といえるかもしれません。

  一方、「かじる」「食べる」「飲む」のように、「動詞が多い」という人は、「物事を自分主体で考える人」と言えるでしょう。 さらに、同じ5分間でも、「長い」と感じる人、「短い」と感じる人がいると思います。この心理も、あなたの連想力を測る重要なファクターです。「長い」と感じる人は、1つ1つのアイデアをじっくり考えるタイプなのかもしれません。ひょっとしたら、実現性を気にするあまり、自らアイデアに制限を設けてしまうタイプかもしれませんね。しかし一方で、こういった人が出すアイデアは、具体的であり、現実的であって、アイデアを商品化できる可能性が高いこともあります。

 逆に「短い」と感じる人は、ひょっとしたらすばらしいアイデア・パーソンかもしれません。しかしその一方で、アイデアが「夢物語」に終わってしまうケースも少なくないと思います。

 また、キーワードの連想作業を「面白い」と感じるか、「辛い」と感じるかで、アイデアを出すことに対するあなたの「好き嫌い」を判別することができますよね。

 ともあれ、このように「自分の連想の癖(=思考パターン)」を知ることができれば、「自分には何が不足していて、何が秀でているのか」を発見できると思います。そうなればしめたもの。不足している部分を補い、良い部分を伸ばす努力をすれば、おのずとアイデアの幅も広がっていくことでしょう。

 では、さっそくプラクティス1に挑戦してみて下さい。あなたの「連想」には、どんな「癖」がありますか?

問題

「チョコレート」と聞いて頭に浮かぶキーワードを先ず第一回目は5分間で10個、下の枠1に箇条書きにしてみてください。5分経過したら、別の枠2に、キーワード10個を書いてみましょう。これを枠5まで行います。全部でいくつかけますか?

進め方 キーワードですから、文章にする必要はありません。時間内に、枠に10個書けないときは、そこで終わりです。次の枠には進みません。時間が余ったら、次の枠に進んでください。枠と枠との間に時間があいても結構です。つまり、枠3を書き終えて、しばらく時間をおいて枠4を始めても結構です。同じ意味であって重複するものがあれば、練習が終わってから1つにしてください。ただし、似ているものはまとめないでください。

回答例

甘い、明治、森永、ウイスキー、ドーナツ、茶色、おいしい、ゴディバ、デザート、214日、うんこ、銀座、バレンタイン、かじる、板状、ケーキ、アイスクリーム、千葉ロッテマリーンズ・・・

診断は明日!

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