MindManager6:Notesの不具合
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MindManager6とJCVGantt Pro2は、CMMをサポートできるか?

 IT業界にいる人ならCMMという言葉を聞いたことは多いでしょう。最近は、CMMIという言葉が出てきています。CMMI(Capability Maturity ModelR Integration)は、カーネギーメロン大学が開発したメソッドで、能力成熟度モデル統合と訳されています。簡単に言いますと、ソフトウエア開発する組織の成熟度を5段階で表現するやり方です。

 私がCMMという言葉を知ったのは10年くらい前でしたから、早いほうだったと思います。オムロンの故・坂本啓司さんからプロセス改善の本を頂いたことを思い出します。昔から、ソフトウエア開発のプロセス改善ということに興味がありましたので、CMMを少し勉強し、CMMのコンサルの方々からよくお話を聞きました。CMMの本質は、組織改革に他ならないと思っています。多くのCMM導入企業が、CMMを導入するためのテンプレートを作り、それに従ってプロジェクトを進めていくというプロセスを取ったと思います。このテンプレートを作るという作業が結構大変なのと、きちんとメトリクスを測定するもの手間のかかるものだと思います。それだけ手間かけても得るものが大きいと言われています。CMMを導入するためのツールというのが、世の中にいろいろあるわけですが、私が知っている範囲では、最初の段階では、エクセルでやるというのが多かったように思います。高機能なツールが売られているのに、結局エクセルが多く使われるというのが面白いところです。なんかわかるような気がしますね。
 さて、CMMIの段階表現には5つのレベルがありますが、まずレベル2を考えて見ますと、
・要件管理
・プロジェクト計画策定
・プロジェクトの監視と制御
・供給者合意管理
・計測と分析
・プロセスと成果物の品質保証
・構成管理
というプロセスがあります。
この7つのプロセス領域をMindManager6とJCVGantt Pro2でどれだけ支援できるだろうかと考えると、結構カバーできそうに思います。多くは、手順、プロセスを定義することになりますので、MindManagerでブレストしながら、全員で合意して、コミットしていくといくところで使えますし、JCVGantt Pro2はプロジェクトの監視、制御、メトリクスの計測のところで使えます。レベル3になって組織的プロセス重視になったら、専用のツールとMindManagerを組み合わせることも簡単にできるでしょう。

 多くのシステム、ツールは、人間の思考を妨げたり、効率の悪いものにします。それよりは、本当にチームで思考するのを支援してくれる便利なものを使い、もっとよい組織、よいチームを作るためにコミュニケーションスキルを上げる時間をもっと増やすべきだと思います。ファシリテーション、コーチング、メンタリング、EQ等様々な組織のコミュニケーションを上げる方法があります。そこでも、MindManagerが活用されるシーンが多くあるでしょう。

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