ビジネス・コーチング

【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「Smart Times:海外投資家を呼び込め」から

2023.9.15  日経産業新聞の記事「Smart Times:海外投資家を呼び込め」から

海外投資家の日本株式市場への期待は高く

コラムの著者 石黒 不二代氏(ネットイヤーグループ取締役チーフエヴァンジェリスト)は日本の株式市場の国際競争力を考察している。

○平均20分で理解しにくい日本の商社のビジネスだったが

石黒氏はシリコンバレーで3000億ドルを運用するVCの支援を行なっているという。このVCはテクノロジーに特化して投資し、日本のVBへの投資は10%だという。日本市場へん期待は高く、これからも投資枠を広げる予定だという。

日経225は今年に入って昨年比で30%上昇し、米国のS&P500やヨーロッパのStoxx 600の比ではない。訪日外国人が増え、海外からの不動産需要も活況で、デマンドプル型に移行しつつあるという。実質賃金は未だマイナスであるが、インフレーションとの差は確実に縮まっているという。また著名投資家の日本株投資に5大商社が選ばれ株式投資を増やしている。この動きは、これまで海外投資家には理解しづらい商社のビジネスを、著名投資家の投資によってメディアが取り上げ、理解が進んだという。このように海外投資家の投資がなければ日本市場の成長もない。さらに各社が国際競争力を上げ、長期投資、効率の良い資本の使い方はもとより、株主との対話、取締役会の多様性など山積する課題を1つずつ対応していかねばならない。💬⚡️🏙️💡🏗🚚📈🏢⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍happy01🇯🇵🇺🇸


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:食品バリューチェーン、需要予測で物流を最適化」から 

2023.9.15  日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:食品バリューチェーン、需要予測で物流を最適化」から

需要予測+自動発注で納品リードタイムを伸ばす

コラムの著者 高岡 美佳氏(立教大学経営学部教授)が取り上げている課題は物流の「2024年モ問題」である。2024年4月からトラック運転手の時間外労働規制が強化されることに伴う、輸送力の不足である。

◯荷待ち時間の削減から発注から納品までのリードタイムに着目する業界

高岡教授によれば、多くの対策が考えられているが、納品リードタイムに注目している。ここでのリードタイムとは受注を受けてから納品までの日数で、これが伸びれば運転手や車両の手配に余裕ができ、在庫量や積載率なども含めた無駄の少ない効率的な物流を実現できる。前提になるのが需要の正確な予測である。需要が前もってわかれば、欠品間近に発注したり、追加発注をする必要がなくなる。結果的に適正な在庫を得ることになるという。

需要予測型の自動発注サービス「sinopsシリーズ」を開発・提供しているのがシノプスである。同社は新潟県内の食品スーパーを43店舗運営するウオロクにおいて、物流センターの在庫圧縮と特売品の物流センターへの納品リードタイムを長くする実験を8月にスタートした。

同社の強みは需要予測の正確さである。sinopsは販売実績や在庫情報以外に、天気予報、賞味期限、棚割り情報とおった多元量でAIによって最適な発注量を予測し自動発注する。既存の発注担当者と比較すると特売期間の追加発注を少なくできるシミュレーション結果も得たという。🛻📦🚚🫛🥢🐟👧👦📗🔉🚚☕️🍮🖥🍶😷🦠🏢🗒🏪🏢💡🔎⚡️happy01🌏🏡👝📦🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「トレンド語り:だれでもプレゼン時代、AIに資料作成お任せ」から 

2023.9.13  日経産業新聞の記事「トレンド語り:だれでもプレゼン時代、AIに資料作成お任せ」から

デザイン市場には隠れたニーズがまだまだ

コラムの著者 面川 真喜子氏(マーケットプランナー)が紹介しているのはデザイン素材サイトを運営するACワーク(大阪市)が今年7月から提供している「プレゼン資料AI(β版)」である。キーワードを入力していくと3分程度でプレゼンテーション資料ができるサービスだという。

◯学生から社会人まで幅広く使うプレゼンテーション資料だから

 面川氏によれば、プレゼンテーションは今や学生から社会人まで幅広く行われるが、出来映えはパソコン操作や文書作成、デザインなどのスキルに左右されるという。伝わりやすいプレゼンテーション資料を作成するとなると意外に時間を費やす。

そんな課題を解決するのが、この「プレゼン資料AI(β版)」である。デザイン作成サイト「デザインAC」内で提供しているサービスで、生成AIに使われているLLMを活用している。姉妹サイト「写真AC」や「イラストAC」から商用フリーの写真やイラストを自動的に取り入れ、見栄えよく作成してくれる。作成した資料はもちろん自分で編集することもできる。

同社はユーザのニーズがより高度化・複雑化する中で自社の提供価値を「デザイン素材」から「デザインツール」へ拡大し、生成AIを活用した新サービスを提供したことになる。

デザインについては「何か目的を持って作られたものを他者が理解できるものとして表現すること」と同社では定義し、非デザイナーにも重要な表現であると考えている。見やすいプレゼンテーション資料が手軽に作成できるようになれば、今までにないアイデアが認められイノベーションにつながるかもしれない。このようにデザイン市場は、まだまだ隠れた需要があると思われ、拡大余地があると面川氏は考えている。🖱️💻📳🍂🥻👔💡🚕🥬🥕🍞🐱📶📺🦠😷🍲🍵🏢📶🏢💡⚡️🌏happy01📂🌍🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「WAVE:宇宙政策、産業競争力を」から

2023.8.31  日経産業新聞の記事「WAVE:宇宙政策、産業競争力を」から

宇宙基本計画や宇宙安全保障構想も実行フェーズに

コラムの著者 石田 真康氏(A・T・カーニー スペシャリストディレクター)によれば今年6月13日新しい宇宙基本計画が閣議決定され、20年先を見据えて、今後10年間の日本の宇宙政策の基本方針を示すものである。石田氏は政府委員として改訂議論に参加してことからそのポイントについて語っている。

○宇宙技術の国際競争力向上と宇宙安全保障の好循環を目指すことが特徴

 石田氏が今回の第5次宇宙基本計画では、安全保障、科学・探査、産業育成の各分野で、目標と将来像を明確にして、実現のために必要となる政策スタンスと具体的なアプローチを構造的に整理しているという。

数値目標では宇宙産業の市場規模を2030年代早期までに現在の倍の8兆円を掲げている。具体的な政策は、宇宙技術戦略に基づく技術開発の強化、研究開発機関であるJAXAの役割・機能の強化と共に、産業競争力の強化も重要視している。さらに政策スタンスとして、国際市場で勝ち残る意思と技術などを持つ企業に対して重点支援を行うことを明確にした。

一方、宇宙基本法の改訂に合わせて、初めて宇宙安全保障構想が策定された。これは昨年末に決定された国家安全保障戦略に基づき、その課題と政策を具体化して10年間の取り組みを明確にした。当構想では、宇宙を利用した安全保障と宇宙における安全保障を実現することとされ、多数の人工衛星による新たな宇宙システムアーキテクチャが示された。この安全保障と宇宙産業の発展の好循環を実現、民間のイノベーションの活用も進める。揃った宇宙基本計画と宇宙安全保障構想もこれからが実行フェーズに入り、この両者とも民間企業との連携と競争力の強化が期待されている。📡🛰️🪐🚀💡🏗📈🏢⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍happy01🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:街路樹はなぜ存在するのか」から

2023.9.6  日経産業新聞の記事「眼光紙背:街路樹はなぜ存在するのか」から

クルマのためでなく歩行者のための樹木

コラムの著者は、中古車販売大手ビッグモーターの店舗前で不自然に枯れた街路樹の事件でにわかに注目された「街路樹」について触れている。

○路面店にとっては気になる街路樹

「もしかしたら、うちはどうだろうか」と慌てた小売・飲食業関係者は多かったのではないか。コラムの著者によれば、ビッグモーターの店頭前にある街路樹が不自然に枯れ、植え込みは雑草も生えない状態であることがSNSで拡散し、行政も調査に乗り出す事態となった。

同社の「環境整備点検」をクリアするためには、店舗周辺を厳しくチェックするが、一部の店舗では従業員が除草剤の散布をしていたという。店舗経営でここまでやらないことが常識であろうが、いくら環境美化がマニュアルで必須であっても問題であろう。

路面店の店舗経営者に聞くと「少しでも入店しやすいように道路から看板や店舗を遮るものを取り除きたくなる」という声があるという。やはり店周りは気になるのである。

しかし、街路樹は、クルマの利用者の視点ではなく、歩行者のためのものである。多くの街路樹が紅葉樹であるのは、夏の日差しの下でも適度な木陰を作り、冬は落葉して歩道に木漏れ日を注ぎ、暖かさを演出する。クルマ社会の視点ではなく、根底に人がいることを忘れては店どころではないだろう。🏪🚶‍♀️🚶🌳🚗📈📉🔍✏️📖💡💡👦👧🧑‍🦯👩‍🦯⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡happy01🌏💡🔎🇯🇵