科学

【ヒット商品のネタ出しの会】 日本経済新聞の記事「令和なコトバ:ゼブラ・ストライピング」から

2025.3.31  日本経済新聞の記事「令和なコトバ:ゼブラ・ストライピング」から

1本飲んだらノンアル1本

コラムの著者 福光 恵氏(ライター)によれば、酒飲みは「酒という楽しみを奪われる日が来ませんように」と日々願っているのではないかという。お堅い厚生労働省の「健康日本21」では、お酒の適量は、男性で1日40g、女性で20g程度と、ビール(5%)のロング缶のアルコールが20gだから、目を疑うほど少ない感じだ。

○欧米の若い世代で流行っている「身体に良いお酒の飲み方」

福光氏によれば、「身体に良いお酒の飲み方」と言われても疑心暗鬼で、甘い言葉で誘っておいて、禁酒させられるのに決まっている!という思い込み、見なかったことにする人が多いのではないかという。そこで今回の紹介は日本だけではなく、世界でも健康を考えたアルコール離れの中で広がっている「身体に良いお酒の飲み方」である。それが、ゼブラ・ストライピングである。

これは、アルコールドリンクとノンアルコールドリンクを交互に飲むことを指すのだという。ゼブラ・ストライピング(ゼブラ飲み)の場合、1回はノンアルで我慢して、もう1回は本物のアルコールドリンクが飲めるので、満足度が高くなるというのである。

このような飲み方はこれまでもあったが、海外のSNSなどによると、欧米の意識高い系のZ世代がゼブラ・ストライピングとカッコよく名付け、2024年のパーティーシーズンにあちこちのメディアで取り上げられるようになった。🍺🍷🍸🌳🧠🎓💡💬📻⚡️🏙️💡🏗🚚📈🏢⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍happy01🇯🇵🇺🇸🇪🇺


【ヒット商品のネタ出しの会】 日本経済新聞の記事「サイエンス:賢いAIは手段を選ばず」から

2025.3.30  日本経済新聞の記事「サイエンス:賢いAIは手段を選ばず」から

意図せぬ不正、対策難しく

コラムの著者 青木 慎一氏(日本経済新聞社 編集委員)によれば、AIは目的を遂行するためにズルをすることがあるという。自ら有利なようにデータを書き換え、外部のチェックを逃れようとする。対策を講じても、AIが想定外の回避策を見つけ、誤った方向に進化する恐れがあるという。

○システムの抜け穴を悪用する「報酬ハッキング」

青木氏によれば、今年2月下旬、スタートアップのサカナAI(東京・港区)の研究開発がインテーネット上で炎上したという。同社はAIの開発や利用を効率化する技術を研究開発しており、その結果、10〜100倍も高速化できると発表した。だが、外部の技術者が検証すると、性能評価の検証が甘く、実際は処理速度が遅くなるときもあったという。

AIは設定された目標に近い答えを出すと高得点が得られるという報酬が得られるという。サカナAIの事例では、AIが必要な計算を省いて性能が上がったように見せかけていたという。システムの抜け穴を悪用する「報酬ハッキング」と呼ぶ現象である。同社は対策して再検証すると謝罪した。

このような「報酬ハッキング」の現象は早くから関心を呼んでいた。米オープンAIの2016年の報告では、ボートレースAIを開発したところ、周回コースから外れて特定の地点を回り続けた。障害物にぶつかりながら進む方が高得点が取れるという欠点をついたものであった。

AIは与えられた課題解決のためなら、ルールの範囲内で報酬を最大化する戦略を取るようになる。これが高度なAIほど、様々な手段を駆使して戦略を巡らすというから始末が悪い。ある研究では、推論が得意な高性能モデルのAIほど、チェスAIなどの競技では、負けそうになるとイカサマを繰り返したという。

研究チームもジレンマを持つ。試行錯誤しながらAIが賢くなる「強化学習」をすると、出した答えが正解に近いほど高い報酬が得られる。報酬の与え方を数式化するのは困難で、開発者が意図した成果とずれることがある。そこでずれを生じないようにすると報酬ハッキングを招く。報酬の与え方が完璧なら報酬ハッキングは発生しない。だが、技術的には今のところ困難である。このため人間が監視し、望ましくない行動を修正する対策をとる。

そこで監視をAIでやらせる発想が出る。複数のAIで対象のAIを監視すると受け穴が減少するという報告もある。だが、この方式にも欠点があるという。高度なAIは自らの意図を隠す手段を選び、監視の目をすり抜ける可能性もある。🔥🌳🧠🎓💡💬📻⚡️🏙️💡🏗🚚📈🏢⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍happy01🇯🇵🇺🇸🇪🇺


【ヒット商品のネタ出しの会】 日本経済新聞の記事「FINANCIAL_TIMES:AIが奪う新人の成長機会」から

2025.3.31  日本経済新聞の記事「FINANCIAL_TIMES:AIが奪う新人の成長機会」から

先輩後輩の仕事の絆はスキルや創意工夫の伝承の基礎

コラムの著者 サラ・オコナー氏(FINANCIAL TIMES エンプロイメント・コラムニスト)によると、自分の最初の仕事は、先輩デスクから仕事を通じて学んだスキルで、この仕事の絆が、これまでの人類のスキルや創意工夫を伝承してきた基礎であったという。AIの時代にそれはどう変わるのか。

○AI時代に仕事の絆は?

オコナー氏は、AI以外にもロボットの企業導入により、様々な展開シナリオが考えられるという。楽観的な考えでは、企業は、次世代の上級プロフェッショナルを育てる手法を新たに見出す可能性があるという。AIを賢く利用して、若手の成長を促進するのと同時に、若手が知識を習得し、人とつながる機会を奪わない方法である。

ところが、悲観的なシナリオで最悪なのは、企業が生産性向上を急ぐあまり、若手の労働の収益化が難しいとして採用を見送ることである。この最悪シナリオの場合、自動化されにくい上級職に就くにはどうすればよいのか。

あるベテラン弁護士は、産業革命前夜まで存在した徒弟制度を復活することだと予測している。経済的余裕のある家庭が、お金を払って子どもを熟練者の徒弟に出す制度である。これが社会階層間の流動性に及ぼす影響は多大である。

生成AIのホワイトカラーの仕事への導入はまだ初期の段階である。今後の予想は未知であろう。オコナー氏はその未知の状況であえて、企業が大きな変革を起こすAIの力を使ってホワイトカラーの仕事をどうするかの判断を下すことになるという。その決断の判断軸は、社員がどのように出世の階段を上がるか、あるいは下がるかになるにちがいないと予想している。🎓🏢🔥🌳🎓💡💬📻⚡️🏙️💡🏗🚚📈🏢⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍happy01🇯🇵🇺🇸


【ヒット商品のネタ出しの会】 日本経済新聞の記事「死の謎に迫る科学:呼吸や心臓停止でも意識?」から

2025.3.25  日本経済新聞の記事「死の謎に迫る科学:呼吸や心臓停止でも意識?」から

脳の活動盛んな場合も

コラムの著者 草塩 拓郎氏(日本経済新聞社)によれば、広く知られている死の姿を塗り替えるかもしれない現象が見つかってきているという。呼吸や心臓が停止した後に脳が盛んに活動したり、意識が保たれたりしたという。死の間際に身体に起こる変化を調べる科学研究が、科学でない神話や宗教の描く人生の最期を解き明かそうとしているのだという。

○避けられない死に悩む人々の心を科学が救う日がくるかもしれない

草塩氏によれば、これまで医師が死を判断する場合、呼吸と心臓の拍動が止まり、目の瞳孔が開くことが基準になっている。呼吸や心臓が止まると人は短時間で意識を失い、死を迎えることになる。その時、脳の活動は鈍るとされてきた。

米ミシガン大学などが2023年に学術誌に掲載した論文は、この常識に一石を投じたという。意識不明の4人の患者の脳波を、人工呼吸を止める前後で分析した。同大学で論文著者のジモ・ボルギン准教授は、意識や知覚に関わるとされる周波数帯の脳波を人工呼吸を中止した後も盛んにでたと報告した。ボルギン准教授は「人工呼吸の中止で酸素が不足し、自律神経の働きが乱れて脳波に影響した」とみた。活発な脳波は、約6〜9分継続したという。ボルギン准教授は「脳波が出た患者2人は人工呼吸器を外した後、ひそかに意識を保っていたかもしれない」とみている。

心停止後に意識が続くことを示唆する研究は他にもある。米ニューヨーク大学などが2023年に学術誌に論文を発表している。

死には依然として多くの謎が残り、その姿は思いの外複雑である。現代は法制度の整備によって、故人が様々な権利を失ったり、後継者が財産を受け継いだりすることから、人々は死を瞬間的な出来事だと捉えるようになった。これに対して新山喜嗣名誉教授(秋田大学)は「死はゆっくりと進行し、時には逆行するとみる専門家が多い」と話す。

科学研究を通じて死の過程が明らかになれば、人が最期を迎える際の心積りを整える手掛かりにもなる。避けられない死に悩む人々の心を科学が救う日がくるかもしれない。🧠🌳🎓💡💬📻⚡️🏙️💡🏗🚚📈🏢⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍happy01🇯🇵


【ヒット商品のネタ出しの会】 日本経済新聞の記事「FINANCIAL_TIMES:人間の知性は衰退を始めたか」から

2025.3.24  日本経済新聞の記事「FINANCIAL_TIMES:人間の知性は衰退を始めたか」から

2010年をピークに思考力や問題解決力が低下

コラムの著者 ジョン・バーンマードック氏(FINANCIAL TIMES チーフ・データ・リポーター)によると、この10年ほど前から人間の知性、つまり理解力が低下傾向にあるということを示すデータが増えているという。その背景は何か。

○あらゆる年齢層で低下

オックスフォード英語辞典では、知性は「理解する能力」と定義されている。バーンマードック氏は、その能力を実際に適用する力がどうなるかを多くのデータから考察している。

多くの人が、人間の脳が生物的に10年ほどの短期間で根底から変わったということはないだろう。だが、様々なテストにおいて平均的な人間の思考力や新規の問題を解く力は2010年代初期でピークに達し、以降は低下しているという。

OECDによる「学習到達度調査(PISA)」(読解力、数学、科学の3分野で15歳の能力を測る国際調査)の最新結果をみると、新型コロナウイルス禍に伴う教育現場の混乱の影響が大きい。だが、バーンマードック氏は、この災禍で、より長期的かつ広範な知性の衰退が明確に見えにくくなったという。

長期的にみると3分野のスコアはいずれも2012年前後で頭打ちになり、多くの場合、コロナ禍の影響下にあった時期より2012〜18年の方が大幅に低下しているという。これは10歳代に限らず成人にも同様の傾向が見られ、2024年に公表された最新版調査では、あらゆる年齢層で低下している。他の調査である米国「モニタリング・ザ・フューチャー」調査も傾向は同様だという。

この変曲点に注目すべき理由は、バーンマードック氏によれば知性と思考テストの結果動向が類似しているだけではない。情報がオンラインで手に入るようになり人間と情報との関係が変化し始めた時に呼応しているという。こうしたことは結果として活字離れや視覚メディアへの移行の促進に繋がった。ウェブ時代からSNS時代には、我々の行動は自発的なものから受動的な消費に変化しているともいう。

バーンマードック氏によれば幸いなことに人間の基本的な知性は衰えてはいない。しかし、それをどう生かすかは潜在能力と応用力の両方で決まる。後者はデジタル社会に蝕まれていることにバーンマードック氏は警鐘を鳴らしている。🧠🎓🏢🔥🌳🎓💡💬📻⚡️🏙️💡🏗🚚📈🏢⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍happy01🇯🇵🇺🇸