【ヒット商品のネタ出しの会】 日本経済新聞の記事「チャートは語る:伝統芸能、探せ『国宝の卵』」から
2025/08/26
2025.8.24 日本経済新聞の記事チャートは語る:伝統芸能、探せ『国宝の卵』」から
歌舞伎、研修応募9割減、養成所まとめ、門戸拡大
コラムの著者 浜部 貴司氏(日本経済新聞社 編集委員)によれば、歌舞伎、能楽などの後継者育成事業に応募する人数が激減している。エンターテイメント業界は市場が拡大する一方で伝統芸能は人気が低迷し、少子化や娯楽の多様化も追い討ちをかけていると言う。
○下支えは研修・養成所の人材育成
浜部氏によれば、これに対して、事業を推進する立場の独立行政法人日本芸術文化振興会(芸文振)は養成所を統合し普及活動の機動性を高め、応募者の掘り起こしを急ぐと言う。「伝統芸能伝承者養成事業」は後継者を安定的に確保するために、1970年芸文振が始めた。プロフェッショナルが初体験の若年層に数年かけて芸の基礎を教える。歌舞伎俳優、人形浄瑠璃文楽など9分野が対象である。応募し合格すれば研修生となり、無料で受講できる。希望者には宿舎も用意される。
だが応募者は急減している。能楽の第12期は7期(2002〜2007年度)の半分以下の7人。文楽の第34期(2025〜2026年)は2人のみ。歌舞伎俳優も第30期(2025〜2026年)は2人で、近年最多の26人が応募した第19期(2007〜2009年)に比べ9割減った。2004年に市川海老蔵(現市川團十郎白猿)が襲名しを披露した影響で歌舞伎俳優の応募はピークになった。このように応募者数も話題に左右される。
伝統芸能側の危機感は強い。人間国宝の能楽師、大槻文蔵氏は「習い事が多様化し、謡(うたい)や仕舞を習う人が少ない」と述べている。2000年に1500人近くいた能楽師は現在1000人強。さらに伝統芸能は世襲や師弟制度というイメージが強く、人材育成はもはやそれだけでは足らず、研修修了者の存在感が寧ろ高まっているという。就業者に占める割合は上昇し、歌舞伎は2024年度に32.6%、文楽は6割近くに達する。2019年には歌舞伎音楽・竹本の竹本 葵大夫氏が研修出身者として初の人間国宝に認定された。
映画「国宝」のヒットの影響で、歌舞伎の観客動員数は足元で戻りつつある。文楽も2024年の米国公演が毎公演ほぼ満員になるなど海外から注目されインバウンドが増えている。人気回復の兆しをてこに、伝統芸能の若者への継承が求められる。💡🎓🧠🏢🗻🔥🌳🎓💡💬📻⚡️🏙️🏗🚚📈🏢⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍🇯🇵