【ヒット商品のネタ出しの会】 日本経済新聞の記事「令和なコトバ:TACOる」から
2025/09/04
2025.9. 1 日本経済新聞の記事「令和なコトバ:TACOる」から
大統領のディールは弱腰?
コラムの著者 福光 恵氏(ライター)によれば、メキシコ料理のタコスならぬ、TACOが最近よく見かけると言う。専門家によると、「Trump Always Chickens Out (トランプはいつもビビって逃げる)」の頭文字をとったもので、英フィナンシャル・タイムズ紙のコラムニスト、ロバート・アームストロング氏の造語だという。
福光氏によれば、関税や通商交渉などで、最初に相手を驚かすような高めの要求を出し、その後、妥協の余地を探りつつ交渉を進めていくのが、トランプ米大統領のやり方である。最初は威勢がいいのに、その後でビビって逃げる、と感じるような進め方で、こうした態度に対して英国のインテリらしくアームストロング氏が、ちょっと意地悪に表現したものがTACOという造語になったという。
EU製品の関税交渉でも、50%関税を課すとにおわせておきながら、翌週には実施予定日を約1ヶ月延期。7月には30%の関税を課す計画を示し、最終的には条件付きの15%関税になった。典型的なTACO対応である。
このような意味を持つTACOから生まれた日本語のTACOる。トランプ米大統領の手法と同様に、最初はやたら威勢はいいのに、結局はビビって実行できないことをいう。「この間の新製品、上司がTACOって立ち消えになったらしいよ」といった具合に使われる。
日本でも、タコというと、人を貶す(けなす)言葉として知られている。元々は江戸時代、将軍に謁見できない御家人の子どもを、旗本たちの子どもが「御目見(おめみえ)以下」とからかったことから、「以下(イカ)」と侮辱されて「タコ」と言い返したことが始まりだとか。🐙🦑💬🎤🍱📱🚚💬🧠📻⚡️🏙️💡🏗🚚📈🏢⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍🇯🇵🇺🇸