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【ヒット商品のネタ出しの会】日本経済新聞の記事「あすへの話題:対話の重要性」から

2024.6.13  日本経済新聞の記事「あすへの話題:対話の重要性」から

意見の対立や摩擦が哲学には貴重

コラムの著者 森岡 正博氏(哲学者)は、世界観や価値観が違う人たちと対話することが、家に閉じこもって本ばかり読むよりも哲学には重要であると説いている。

○生活や文化が異なる人たちをよく理解し、自分の考えと比較することが哲学を深める

森岡氏によると、哲学者と聞くと多くの人から家にこもって本ばかり読んでいるのですかと尋ねられるという。研究書や古典的な哲学書をじっくり読みながら思索をする時間も重要であるが、そればかりではないという。

哲学の思考をより深めていくときに何より重要なことは、自分とは異なった考えを持つ人たちに出会い、理解し、自分の考えを深めることだと森岡氏は示唆している。哲学は基本的に外部世界を観測したり、実験をすることで結論が出るものではない。だから、自分1人で考えていると、どうしても独善的になってしまうという。考えを説得力のあるものにするために、深く思索する必要がある。深く思索するには、対話が重要なのである。

特に、自分と違う文化圏や伝統の中で哲学をしている人たちと意見を交換することは、哲学にとって本質に大事なことだと森岡氏は思っている。例えば、日本国内だと、「いのちの尊さ」と言うだけで意味が伝わるが、外国だと、「生物的な生命と、人間のいのちは別物ではないのか?」と問われるという。森岡氏自身は、このような二分法そのものを考え直したいので、この対話から哲学が開けていくという。

文化圏や価値観が異なった中で意見の対立や摩擦が貴重で、理屈で説得されたり、説得したりする営みこそ、哲学の基盤であると森岡氏は説いている。👶💬⚡️🏙️💡🏗🚚📈🏢⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍happy01🇯🇵

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