【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「Smart Times:企業より個人の時代」から
2023/11/20
2023.10.25 日経産業新聞の記事「Smart Times:企業より個人の時代」から
経営資源の全てが流動化する中で社内外の資産で価値創造する時代
コラムの著者 古市 克典氏(Box Japan社長)はこれまで企業のM&Aで買収する側、される側を複数回経験し、企業の実態は何で、そしてこれまでの固定化した経営資源の概念から流動化するデジタル時代にあるべき企業価値の生み方について考察している。
○働きがいや誇り
古市氏は、会社で働きがいや誇りを持てることが重要で、会社自体は器にすぎず、会社の規模はあまり関心がないという。これまで多くのM&Aで買収する側、される側の両方を何回も経験してきたいる古市氏から見れば、幹部社員はポストを失う一方で、現場社員はリソースを与えられてより活発に活動ができることを多くみてきたという。となると企業の実態は何かということになる。主な経営資源である、
- ヒト:フリーランサーへシフト
- モノ:コトへのシフト
- カネ:余剰資金
となってすべてが、デジタル化によってこれまでの固定的なものから流動的なものへ大きく変わってきている。流動化すれば社内外に無関係に資産をどう組み合わせて価値創造するかということになる。そこに会社の実態はない。ノーベル経済学賞受賞のロナルド・コース氏によれば全ての経済活動は市場を通じて実施することが可能にもかかわらず、なぜ企業という統制組織が必要なのかという問いに対して、「企業内部でやりとりする際の内部化費用が市場を通してやりとりする際の取引コストよりも安いから企業が成り立つ」という。だがデジタル化で情報を得る費用は劇的に減り、社外の相手と交渉し、その行動を監視する費用も下がった。一方で、商取引が複雑化し、企業が大きくなるに従って、社内の管理費用は増加していく。
社会が必要とする価値を生み出す上で、企業の存在価値は薄れ、個々の役割が高まっていることを意味している。階層型企業組織は廃れ、自律型プロジェクト組織が増えると古市氏は予想している。⌚️💬⚡️🏙️💡🏗🚚📈🏢⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍🇯🇵
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