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2019.1.16  日経産業新聞の記事「眼光紙背:カナリアはブラックスワンに気づくか」から

初詣や賀詞交換会の後での言葉

 コラムの著者は、毎年仕事始めの神田明神で定点観測をして、ビジネスパーソンの景況感や関心を調査しているという。さて今年は?

◯「まさか」の警鐘は大丈夫か

 参拝者のいろんな声を集めると、中堅社員がいうには;

  • 「やっぱり、いつかは(連覇が)途切れるものだね」
  • 「まさかの今年だったとはね。それも2つも」
  • 「うちの会社で『まさか』はあるかな

とのこと。話はスポーツの話で、正月恒例の大学スポーツ。箱根駅伝で「死角なし」と言われ、5連覇を目指した青山学院大学が東海大学に阻まれた。ラグビーでは常勝集団の帝京大学が準決勝で天理大学に敗れ、10連覇を逃した、という話である。

最後の会社の「まさか」は何を意味するのか?多くの経営者は賀詞交換会では強気の発言だが、現場ではもしかしたらカナリアがさえずり、ブラックスワンの飛来を予感しているのかもしれない。不気味な年の初めである。🐤🐦📈📞🏭💡🔎⚡️happy01🌏🇯🇵

⭐️カナリアは人間よりガスに敏感なので、まだ人間の身体には害のないような僅かな量の有毒ガスにも反応し、騒いだり気絶したりします。それを見て危険を察知し避難することができるというわけです。ブラック・スワンは、マーケット(市場)において、事前にほとんど予想できず、起きた時の衝撃が大きい事象のことをいいます。

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