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2018.11.2  日経産業新聞の記事「眼光紙背:株式市場の変質」から

人工知能(AI)トレーディングで変質

 コラムの著者は、2月と10月に発生した株価急落の背景にAIトレードの優勢化などによる株式市場の変質があるのではないかと示唆している。

○自社株買い自粛期間と株価急落が連動

 突然の株価急落で社債リスクプレミアムが低水準で円高になることはなかったために投機売りは他の市場や為替に影響なかったものの、人工知能などによるトレーディングが優勢となったことで、株式市場自体が変わってきているという。

ゴールドマンサックスではかつて500人の株式トレーダーがいたが今は2人という。多くの投資ファンドがAIトレーディングを手がけ、もはやトレードは機械の領域になったと言われる。

際限のないデータを駆使し、感情に左右されることもなく、巨額資本を支配するAIを相手に人間がトレードしても勝ち目はない。以前の常識や値ごろ感なども通用しなくなっている。

また、資金経路も、従来の個別株や企業調査に基づくものではなく、インデックスやETFが株式市場への主要なものに変わっている。巨額の資金がマクロの事情によってトップダウンで市場に流入し、インデックス採用銘柄売買を通じて市場を翻弄しているという。

さらに自社株買い自粛期間(決算発表前の4週間)中に株式売りが仕掛けられた。ここ数年、米国では、自社株買いが唯一の株式購入の主体で自主期間は当然脆弱になる。それと、株式急落の時期が一致している。となればこれからは猛烈な投機買いがはじまるはずだという。💶💻🌕💡🔎⚡️happy01🌏📈

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