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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:相関と因果関係の区別、本能より批判的な目で」から

2018.6.8   日経産業新聞の記事事業「TechnoSalon:相関と因果関係の区別、本能より批判的な目で」から

人間の生物学的本能にも要因が

コラムの著者 筒井 泉氏(高エネルギー加速器研究機構准教授)は、物事の現象の理解に、一定の関係がある場合の使われる「相関」と因果関係が混同されやすいことを取り上げ、その注意点について語っている。

◯誤解や詐欺の原因に

 筒井准教授によれば、

  • 街の中の傘は雨が降ると増え、晴れると見えなくなる
  • 雨が降ると川の水位も増す

にある雨と傘、雨と川の水位は相関があるという。さらに

  • 傘の数と川の水位

も相関がある。ところで、雨と傘の数の間には、原因と結果、つまり因果関係があるともいえる。ところが、傘の数と川の水位には因果関係はない。わざと傘の数を増やしても川の水位は変わらない。その逆もしかり。だから、両者の相関は因果関係ではないところで生じていることになる。この例では単純だが、一般的に相関と因果関係を区別することは、そう簡単なことではないという。

  • 二酸化炭素と地球温暖化
  • 食習慣と病気
  • 経済政策と景気

などは、現象として相関はあるが、厳密な因果関係を見出すのは困難である。そこに、結果的に誤解を招いたり、悪意があれば、詐欺となる。

筒井准教授によれば、実のところ、人類が生物的本能で、生存のために、食物のありかや住処の安全を考える時、まわりの相関で適当な因果関係の物語を作り、記憶しやすいようにしたようだという。どうも人類は、因果関係の物語を欲する生き物のようである。そこでその欲求にむやみに従うのではなく、因果関係として語られているものはただの相関であるかもしれないという批判的な目が必要だと、筒井准教授は示唆している。🔧🚖☔️🎓📖🔎⚡🌎happy01

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