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2018.5.22  日経産業新聞の記事事業「TechnoSalon:勉強と『はめ絵遊び』に共通点、直感から推理・理解楽しく」から

小学校の勉強である記憶作業からの脱却

コラムの著者 和田 昭允氏(東京大学名誉教授)は、自ら小学校の勉強嫌いを克服した経緯と優れた科学者に共通の直感から理解につなげる感覚について語っている。

◯問題が解けたときの快感が転機に

 和田教授は小学校の頃は勉強嫌いであったという。嫌いな原因は、記憶作業であったからで、その重要性は後にわかるが、その重要性を知ることなく、頭という倉庫に知識という品物を積み上げる強制作業と思えたからだという。

それが本当に好きになったのは、問題が解けたときの「解った」という快感を知ったからだという。勉強をして新しく入った知識が、すでに頭にある知識と結びついて生き生きしてくることが解る。自分の世界が広がるあの嬉しい瞬間だという。和田教授はそこに「はめ絵遊び」と共通する面白さとスリルを感じたからだという。

はめ絵遊びは、パズルで、小片をはめ込んで絵を完成させるもので、「この小片はここにハマるはずだ」という直感があって、試行錯誤した後、「はまった」が「解った」となる。この直感は、優れた科学者の共通するもので、理解に移行させる能力を持ち合わせているという。🔧🎓📖🔎⚡🌍happy01

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