【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:若者の表現、媒体増え欲求高まる」から
2017/02/20
2017.2.16 日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:若者の表現、媒体増え欲求高まる」から
メディアからの受信には消極的だが発信には熱心
コラムの著者 関沢 英彦(東京経済大学コミュニケーション学部教授)は、「我が国と諸外国の若者の意識に関する調査」(内閣府による満13〜29歳の国際比較)を通じて、現代の若者のメディアについて分析している。
○憧れのユーチューバー
若年層の表現欲求が高まっているという。この欲求自体は、昔からありすでに明治時代に雑誌投稿といった形で登場していることから古くて新しい傾向である。
今昔の違いは、媒体数で、さらにICTのおかげでリアルタイムに公開できることである。
関沢教授が問題にしているのは、メディアやコンテンツの既存イメージに縛られており、映画や小説の名作にあまり接しないまま表現を目指すので、ステレオタイプとなって行くことである。よくありがちな類似表現を避けようとする欲求が生まれてこない。
さらに上記の調査では、多様な情報を受信しようとしない傾向も強いという。メディアからの情報の受信は消極的で、発信には熱心だという。こういった環境で発信のレベルを上げるには、メディアを通じた発信だけではなく、目の前の人に想いを伝える訓練が不可欠だと、関沢教授は示唆している。💻
コメント