【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「流行を読む:動画視聴、タテ型?ヨコ型?、使い分けに応じて商機」から
2015/11/25
2015.11.20 日経産業新聞の記事「流行を読む:動画視聴、タテ型?ヨコ型?、使い分けに応じて商機」から
じっくり視聴はヨコ、他のアプリを併用はタテ
コラムの著者奥 律哉氏(電通総研メディアイノベーションラボ総括責任者)は、動画の視聴の際にスマートフォンの向きはタテかヨコかで、利用者のインサイトがわかるという。
○年齢によって異なる方向
利用者にグループインタビューをして聞いてみると、
- 年配;動画をフルスクリーンでみるのが当然と思っている→ヨコ型
- 若者;以下の理由でタテ型
- アクションが増えるのでタテ型
- 本当にこだわりのある動画以外はタテで十分
- タテ型でないと、スクロールして他のコンテンツやアプリにスイッチできない
- 若者でも、音楽ライブや見逃したドラマなどじっくり見たい物はヨコ型にするという
といった分析である。
最近ではSNSからニュースサイトや動画コンテンツにつながることがシームレス(縫い目がない)状況になったためにタテ型視聴が多いという。どうも動画単体で楽しまれているというわけではないという。この理由として、じっくりエンタテインメントを見せる動画配信サービスがまだ少ないことだというが、HuluやNetflixなどの参入で状況が変わるかもしれない。ヨコ型を前提としてサービスの拡充である。
ユーザはTPOに応じて、
- 隙間の暇つぶし
- じっくりと視聴
- コミニュケーション(電話やSNS、チャット)
- コミュニケーションのネタ探し
- Wifi環境が使えるかどうか
などの条件を瞬間で判断して、スマホの向きを変えるようだ。この辺りにビジネスチャンス(商機)がありそうだと奥氏は示唆している。
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