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JCVGantt Proの開発者と話す

 JCVGanttはMindManagerと連携するプロジェクト管理ツールとして、日本では4月から売られてきたものですが、その次期バージョンであるJCVGantt Proこそが企業で本格的に使われる機能を備えていると期待していました。当初、今年の夏頃にはリリースされる予定でしたが、予想外に開発が延びて、やっと今月にリリースされる見込みが立っています。その間、私のほうでもベータ版を評価しながら、実際に開発している海外の技術者といろいろやりとりできたのはよかったかなと思います。
 私の経験から言うと、これだけの機能を盛り込んでバージョンアップしてテストをこなすのは結構大変だろうと最初から踏んでいたので、リリース予定が延びるのは当然だろうなと思っていました。JCVGantt Proの中にスプレッドシート機能も組み込むようなことをよくやるなあと感心しています。開発者は、現行版のUSのユーザーから、どんな機能を盛り込んでほしいかヒアリングしたそうです。案の定、あれもほしい、これもほしいと山のように機能追加の要求があったのですが、その中から絞り込んでいったようです。JCVGanttの売りは、軽い、操作性がよい、ツールの学習時間が少ない、というのが売りになっていますので、JCVGantt Proになっても、そこが損なわれることがないように私は、彼に強く要望してきました。
 世の中にあるプロジェクト管理ツールは、

確かに高機能で、これでもかというくらいの機能が入っています。大規模プロジェクトに携わる人にとっては、多機能なツールは確かに必要なんでしょうが、実際私が会ってきたユーザーは、紙ベースか、エクセルベースという人が多いですね。私がIT業界にいるせいか、プロジェクト管理ツールを使っているのが常識という既成概念にとらわれてましたが、IT業界以外だと、以外となんにもツールつかってないという人多いですね。鉛筆かホワイトボードでちゃらちゃらと書くほうが、実際は効率がいいと思っている人も多いような気がします。
 JCVGantt Proの開発者と英語のメールのやり取りをするときに、自分でもおもしろいなあと感じることがあります。私は、英語の文章が特別うまくないので、この英語の文章だと、変な印象をあたえるんじゃないか、相手がどんな感情を持つだろうか、どんな顔な表情になるのかなといろいろ考えながら、書きます。日本語でメール書くときは、こんな心配しませんよね。日本語の文章は、みなだいたい同じ意味に解釈してくれると思い込んでいます。これが、そもそも間違いだとは思いますね。英語のメールの話に戻りますが、自分の英語の文章に自信がないので、相手からの返事の文章にすごい敏感になります。字づらでなくて、文書の呼吸を感じることに集中します。そうすると、文章の微妙な表現の違いに気づき、あたかも相手が目の前でしゃべっているかのように感じることがあります。電子メールでは、感情を伝えようとするな、感情は絶対メールでは伝わらない、会って話すか、電話しなさいというのは私の信念ですが、感情をまったく伝えない文章を書かなくても、相手との信頼関係を得ることも可能だと気づいています。
 メール道の本を書いた久米信 行さんのメールに関する考え方は含蓄がありますね。忘れていたメールの使い方を思い出せてくれます。

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