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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「新風シリコンバレー:スタートアップ躍進なるか」から

2023.11.21  日経産業新聞の記事「新風シリコンバレー:スタートアップ躍進なるか」から

本場シリコンバレーの危機状況を日本のVB支援でどう見るか

コラムの著者 伊佐山 元氏(WiL共同創業者兼CEO)によれば、今年のシリコンバレーはシリコンバレー銀行の破綻やイスラエル危機によるユダヤ系スタートアップコミュニティーへの影響などで混沌とした状態が続き危機的であるという。そこで、2023年の日本政府が推進するスタートアップ5ヵ年計画が始まる。日本のスタートアップ、VCら関係者の戦略はどうするのか。

◯日本政府が本格的にスタートアップ支援をし始めたのは2015年

 伊佐山氏によれば、日本ベンチャーキャピタル協会の資料によれば、2015年初めて日米のスタートアップ関係者による交流イベントが開催されたという。当時日本のVCの投資額は2000億円を少し超えた程度であったという。昨年2022年では8774億円に急増し、増額のみならず、創業数や支援政策の充実など大きな変化を遂げている。

2015年は時の日本政府の首相が米シリコンバレーを訪問し、メタやテスラの創業者と会し、スタンフォード大学で総長と日本の未来や起業家精神について議論した年である。それまではライブドア事件などで危なっかしい職業、変わり者の業界というのがスタートアップ関係の業界の印象であった。ところが首相訪問でモチベーションアップとイメージアップに繋がった。

しかし、国内はもとより海外展開する多くのスタートアップが世界の海を知らずに、世界の多様な価値への対応や海外人材の確保に苦労している。また経営分野でもグローバルなネットワークやコミュニティーとの情報共有といった専門家が不足している。

このような日本のスタートアップが、米シリコンバレーの停滞感に包まれているときに課題を解決し、挑戦していくのが今であろうと、伊佐山氏は決断を迫っている。🔍👚👔💬👩👦💵📶📈💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇺🇸🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「トレンド語り:やさい麹、種類豊富で用途も多彩」から 

2023.11.22  日経産業新聞の記事「トレンド語り:やさい麹、種類豊富で用途も多彩」から

定番調味料になった家庭も

コラムの著者 粟飯原 理咲氏(アイランド代表取締役)によれば、健康を維持するべく腸内環境を整えるために発酵食品への注目が増えているという。塩麹人気が続いているが、さらに万能調味料として「やさい麹」が人気になっているという。

◯腸内環境を整える発酵食品に注目

 粟飯原氏によれば、自社のレシピブログのキーワード検索で、2022年9月から2023年10月の約1年間で「麹」を含むものを調べると「トマト麹」が最も検索されたという。

「トマト麹」の材料は、トマトジュースやトマト缶、生のトマトに、米麹、水、塩のみである。最も簡単な「トマト麹」はボウルに米麹と塩をよく混ぜた後、トマトジュースを加え、1晩寝かせて、とろみがでれば完成である。

用途は、そのままで、肉や魚の下味や、調味料としてサラダのドレッシングとしても使える。やさいの栄養価に加え、麹による旨みや香りのアップ、食材の臭み消しの効果もあるという。応用としてトマト麹を使ったパスタやスープ、煮込み料理、サラダなど広いレシピに使われている。さらにこの冬、期待されているのは「玉ねぎ麹」、「にんにく麹」や「しょうが麹」だそうだ。あなたはやさい麹をどう使う?🧄🧅🍅💻📳🍂🥻👔💡🚕🥬🥕🍞🐱📶📺🦠😷🍲🍵🏢📶🏢💡⚡️🌏happy01📂🌍🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:ファンフレーションは日本の時代」から

2023.11.20  日経産業新聞の記事「眼光紙背:ファンフレーションは日本の時代」から

多品種少量、一品受注生産は日本のメーカーの得意なところ

消費者が家電製品や自動車などより旅行やコンサートなど無形のサービスに気前よくお金を使うことは、「モノ」から「コト」への移行と多くの議論で説明されてきたが、米小売業界ではFunflation (ファンフレーション)と呼ばれ、楽しみ(Fun)の価格上昇(inflation)が語源だという。コラムの著者が述べているのは、ファンフレーションは実は日本にとって有利だということである。

○「みせびらかし」から自己の価値観で購買行動へ

コラムの著者によれば、新型コロナウイルス禍で航空運賃、宿泊費などの旅行関連やコンサートチケットなどの価格高騰は原材料費や人件費の上昇だけでは説明がつかず、ファンフレーションが進んでいることを物語っているという。コロナ禍で抑制されていた消費の揺れ戻しや「コト」消費への移行だけでは説明がしきれないほど力があるという。

ファンフレーションの背景には、高級商品の購入と保有が「みせびらかし」にあるとする「ウェブレン効果」が先進国で薄れてきており、消費者が自らの価値観による購買行動に変化してきている。旅行やイベント、飲食は個人の嗜好による、つまり個人の価値観に依存する。

となればファンフレーションでのモノ消費のマーケティングは、商品をきめ細かくカスタマイズするか、限られた顧客層のみをターゲットにした商品を開発するしかない。極端に言えば、多品種少量、一品受注生産になる。このような生産が得意なところは日本のメーカーである。今は日本の得意技が生かせるときかもしれない。👦👧🧑‍🦯👩‍🦯⚡️👚👔🧤💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡happy01🌏💡🔎🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:服薬にも『コンプライアンス』」から

2023.11.17  日経産業新聞の記事「眼光紙背:服薬にも『コンプライアンス』」から

今は医者と患者で治療方針を決め、服薬アドヒランスと呼ばれる

コラムの著者は、「コンプライアンス」という言葉で、一般企業に対して使われる「法令順守」以外に、医療現場で使われる「服薬コンプライアンス」について語っている。

○製薬会社には引き続き「コンプライアンス」を

コラムの著者によれば、服薬コンプライアンスとは、医師が患者を診断して処方を決め、それに基づき患者が用量や用法を正しく守って医薬品を服用することだという。日本語では、「服薬コンプライアンス」は「服薬順守」と訳され、医師が自分の方針に従わせるというニュアンスがあるという。

最近では、「服薬コンプライアンス」の表現は使われず、「服薬アドヒランス」が主流だという。こちらは医師と患者が一緒になって治療方針を決め、患者が薬を服用する意義を納得の上で用量や用法を守って治療を続けるというものである。

医療分野では、服薬コンプライアンスではなく、一般企業のコンプライアンス問題があるという。一部の糖尿病治療薬が本来の目的から外れた「ダイエット目的」で使われているとの報道があったという。健康な人が治療薬を大量に使うことになれば、本当に必要とする患者に薬が届かないといった事態にもなりかねない、「コンプライアンス」問題である。薬を適切な患者に届けることは、まさに医療関係者や医薬品関係者にとって非常に重要な法令順守である。💊👦👧🧑‍🦯👩‍🦯⚡️👚👔🧤💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡happy01🌏💡🔎🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「Smart Times:『会社価値』と『市場価値』」から

2023.11.17 日経産業新聞の記事「Smart Times:『会社価値』と『市場価値』」から

個人にとっても会社にとっても2つの価値は重要

コラムの著者 野口 功一氏(PcWコンサルティングパートナー専務取締役)は、顧客との信頼関係を論じているとき、自分の提供価値の根源や中身について「どこまで自分自身の信頼によって関係が築かれているのか」を自問することを勧めている。

○市場価値の高い人を雇用すると転職リスクが高い人を雇用することになる

野口氏によれば、

  • 顧客の言う通りにすれば信頼関係が築ける?
  • 顧客が気付かないことを解決すると信頼関係が築ける?

など捉え方はどんなレベルでどんなことをすれば良いのか千差万別であるという。

だが、一方で顧客から信頼されていると考えた場合、100%自分個人を信頼しているのか、所属している会社の信頼なのかどうであろうか?そう考えると、会社の信頼と自分の信頼の割合で決まっているようだと野口氏は考えている。つまり、会社の大きな傘の下で自分の信頼や実力と、傘から外れた時の信頼や実力がどう変わるかと考えても良い。これはキャリアパスを考える時、会社の傘の下にいる時の会社価値と傘を出た時の市場価値を考えることだろう。会社の中で優秀なのは会社価値であって、転職して出た場合、世の中の市場価値との勝負になる。つまり、会社価値=市場価値と考え違いすると大きな転職リスクを負うことになる。

一方、会社は、市場価値の高い人材を求める。その人材が会社で働いてもらうときに会社価値が市場価値以上でなければ、優秀な人材は再度転職してしまう。集めた人材が辞めない魅力を会社が備えていないと止めることはできないことになる。つまり個人も会社も努力して価値を上げねば顧客の信頼は得られず、実力もでないことになる。⌚️💬⚡️🏙️💡🏗🚚📈🏢⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍happy01🇯🇵