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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:次世代通信技術、中国が成果、乏しい支援、遅れる日本」から

2017.9.15   日経産業新聞の記事「TechnoOnline:次世代通信技術、中国が成果、乏しい支援、遅れる日本」から

中国は宇宙空間を使った世界的な実験に成功

コラムの著者 筒井泉氏(高エネルギー加速器研究機構准教授)は、昨年中国の打ち上げた科学技術実験衛星「墨子」の使命に触れ、この実験が次世代通信の基礎研究となり、遠距離量子通信をリードする可能性が高いことから日本の科学技術が追いついていないことに危惧している。

◯日本の後退要因は研究支援体制の硬直性と消極性の結果

この「墨子」は、中国の上空を毎夜1回通過し、地上の受信基地との間で光子と呼ばれる光の粒子を用いて通信の基礎実験を行うことが使命であるという。高度およそ500キロの軌道にある衛星はと、お互いに1200キロ離れた地上の2つの基地との間で交信する。大気中を潜り抜けてくるほんのわずかな光子を捉えることは至難の技である。しかし、今年の夏、実験チームはこの至難の技を磨き、見事に次々と成果を発表し、世界的にも注目されているという。

どの結果はかなり専門的である;

  • 量子もつれ(エンタングルメント)と呼ばれる量子特有の絆で結ばれた光子2個を、人工衛星「墨子」から別々の地上基地に配送することに成功
  • 量子もつれを多数生成して、2つの基地の間で安全に通信するための暗号鍵を共有することに成功
  • 遠隔地間の量子テレポーテーション(量子状態の別の場所への瞬時の転送)の実証実験に成功

これらの成功で量子力学の有効性を宇宙規模で確認するだけでなく、今後の遠距離の量子情報通信の可能性を切り開く上でも画期的な成果である。実際、中国は近い将来アジアと欧州を結ぶ量子通信網を構築し、最終的には20機の衛星を打ち上げて、宇宙空間での世界的通信網に拡大する計画があるという。

一方、日本の研究支援体制の硬直化と消極性で、このような技術開発に研究費を一気にかける米中との格差がどんどん大きくなっている。国家の将来を見据えて、思い切った科学政策を推進すべき時期であろうと筒井准教授は述べている。⭐️🇯🇵🇺🇸🇨🇳🎓📖⚡️🌍happy01

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