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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:三文字熟語の妙、本質理解の第一歩に」から

2016.3.4  日経産業新聞の記事「TechnoOnline:三文字熟語の妙、本質理解の第一歩に」から

三文字だけでなく三単語でも

コラムの著者 和田 昭允氏(東京大学名誉教授)は、表意文字の漢字に問題の本質を簡単明瞭に言い表すことからその応用も示している。

◯意外に多い三文字熟語による要素分解

日本語での漢字の位置付けは非常に有意だという。以下その事例;

  • 天地人:我々の宇宙観の基本的要素を一言で表している
  • 雪月花:文学における四季を言い当てたもの
  • 知情意:人のこころを描き出す
  • 真善美:理想とする価値観の世界
  • 運鈍根:ビジネスでの成功の要素
  • 心技体:スポーツの成功要素
  • 仏法僧:仏教の基本的要素

と限りなくあると言う。

さらに、身近な「上中下」も幾何的な位置付けだけでなく、位、級、等をつけて、例えば上位、中位、下位といった政治・経済や教育、スポーツなどに多用されている。

これら3つを三角形の超手に置くと、その各辺が示す相互作用が深遠で複雑なことも表すという。さらに三文字熟語だけでなく、3つの単語でも良い。例えば、ヒト・モノ・カネといえば、経営資源を示し、物質・エネルギー・情報といえば、森羅万象を3つの単語で表したことになる。会議などで議論が空転した時、3文字または3単語まで落として考えてみるのも良いという。pchappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:悪いことをするとTV見せますよ」から

2016. 1.8   日経産業新聞の記事「眼光紙背:悪いことをするとTV見せますよ」から

リアルタイム番組しかなかった時代から真逆に

コラムの著者は、米国の駐在日本人に聞いた言葉が、昔の叱咤の真逆になっていることについて触れている。

○録画もオンデマンドもなかった時代

かつては、母親に「悪いことをすると、テレビ見せませんよ」と叱られた読者もあるだろう。当時は、お楽しみの番組は、次の放映までおあずけ。

ところが、米国の駐在日本人家族に聞くと、子供が言うことを聞かないと「そんなことをしているとテレビを見せますよ」というそうだ。その意味は、Netflixなどのネット経由の動画配信サービスが普及する米国では、「好きな時に好きな場所で好きな端末で」視聴するスタイルが定着しているという。番組の途中のCMはなく、トイレに行く時は一時停止すればよい。

それにひきかえリアルタイムの放送の視聴は、不自由だという。自由なネット動画環境に慣れた子供達には、放送の動画は耐えられないくらい不自由なことなのでそうだ。こうなると、スポーツ観戦でリアルタイムで見る程度の用途しか放送のテレビ番組は付加価値はないのかもしれない。pchappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:インフラW杯の日本代表」から

2015. 10.5  日経産業新聞の記事「眼光紙背:インフラW杯の日本代表」から

ラグビー型の多国籍チームで活躍?

コラムの著者は、インフラ案件の獲得に中国が攻勢を強めていることに国を巻き込んだ戦略の方向性について語っている。

○経済外交とビジネスの連携

インフラ輸出には相手国との関係を強化する経済外交と膨大な需要を好機と見るビジネスと連携した国家を挙げての案件獲得が必要であるという。中国は、こういった連携で、日本と受注を競ってきたインドネシアの高速鉄道商談で勝った。商談に勝つだけでなく、インフラ輸出を自国の影響力の拡大のための手段とも見る。

これに対する戦略として;

  • 日の丸を掲げてオールジャパンで挑む
  • 日本企業が中核になりながら、他国も含めた多国籍チームで挑む

ことが考えられる。

オールジャパンチームでは、経済外交の点で国からの支援が得られやすいが、コスト競争力などでどうしても弱点を抱え込んでしまう。一方、多国籍チームは政府の支援は受けにくいが、経験の深い他国と組むことでリスクへの対処やコスト競争力が高まる。さらに、多国籍チームでは日本企業がパートナーとして選ばれねば最初から頓挫してしまう。

外国籍の選手もいるラグビーの日本代表はワールドカップで活躍した。インフラ争奪戦でもラグビー型の日本代表があってもいいのではないかと、コラムの著者は指摘している。bullettrainimpacthappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:息子よ、父と公園走れ、サッカー小僧兼虫博士に」から

2015.9.17  日経産業新聞の記事「TechnoOnline:息子よ、父と公園走れ、サッカー小僧兼虫博士に」から

サッカーと身近な自然現象は表裏一体

コラムの著者 佐々木 聰氏(東京工科大学教授)は、公園での父子の行動でサッカーのみならず自然観察の必要性も説いている。

○息子とのサッカーは父親のアイデンティティー?

サッカーに興じる親子とともに佐々木教授の近所の公園は、少子化はそっちのけで子供達が遊んでいる。そんな中、虫取り網をもった少年にトンボが飛んでいることを教えると、目を輝かせて追っていった。

このような自然現象を実感することは貴重な体験である。というのも情報端末がスマートフォンのように身近になると、自然現象を超える人工的な映像を見る機会が子供達にも増えているという。ゲームである。さらに動画投稿サイト。一方、トンボは自然のものだから、なかなか捕まえられない。捕まえてもオンラインゲームのように友達は褒めてくれない。家にもって帰れば、両親が怖がってしまう。

サッカーに異論はないが、休憩にはゲームではなく、空や砂場や、トンボを見るのも重要な体験である。snailhappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:グランピング葉山、PR戦略消費者つかむ」から 

2015.8.27   日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:グランピング葉山、PR戦略消費者つかむ」から

Glamorous+Camping = Glamping

コラムの著者 高岡 美佳氏(立教大学経営学部教授)は、海外発のグランピングの広がりとともに、人気となっているグランピング葉山の広報戦略について語っている。

○ぜいたくなテントなどの施設や食事などのサービス

目的は、自然を楽しむキャンプ。海外では高級ホテルのアマンリゾートが手がけており、国内では星野リゾートなどが開業予定するといったことでもその勢いはとどまるところを知らない。

こうした中今月8日、2015年の夏秋限定で神奈川県の葉山に「グランピング葉山」がオープン。リゾート仕様で、施設は海岸の目の前、北欧の老舗アウトドアブランド「ノルディック」のテントを使い、ゆったりと時間をすごすことを企画している。1日限定1組で、料金は1泊1人3万5千円で、ヨガやエステも楽しめる。決して安くない価格設定であるが、多くのメディアに取り上げられ、オープンからわずか1週間で10月半ばまで予約が埋まったという。

広告費を一切かけず、PR戦略のみで展開しており、コンテンツをしっかり押さえさえすれば、PRツールがこれを補うというマーケティング戦略である。社会的なトレンドであるグランピングと都内から1時間で体験でき、葉山というブランドをうまく使ったPR戦略である。yachthappy01