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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「SmartTimes:五箇山で人生百年時代考」から

2021.12.20   日経産業新聞の記事「SmartTimes:五箇山で人生百年時代考」から

デジタルデトックスには打ってつけ

 コラムの著者 久米 信行氏(iU情報経営イノベーション専門職大学教授)は、世界遺産の五箇山で合掌造りの家に泊まり地元の達人たちと交流した体験を語っている。

○ アナログな生き方も尊重

 久米教授によれば、文化庁の仕事で「世界文化遺産に通じる精神性を五箇山人から学ぶ」2泊3日のモニターツアーに参加したところ、都会の喧騒を離れ山深い静かな里山でメールや会議にも追われることなくくつろげたという。案内役は七十歳を超え一人何役もこなす達人で、昔ながらの農漁業をしながら、観光・登山ガイド、民謡保存会、カフェのマスター、熊撃ち、スクルーバスの運転手などをこなす。それも楽しそうに生きていて、地元の人たちからも尊敬されていて愛されている。

このような世界に久米教授はICT業界の役者員向けデジタルデトックス&心身回復3日間ツアーの企画を提案しいる。何より生涯現役で仕事にも地域貢献・社会貢献にも笑顔で励む達人谷に感化され、デジタルが不要な生き方も体験できる。こうした古き良きアナログな生き方を尊重し、自らの人生百年時代を楽しもうと言うキーーパーソンが増えてほしいと言う。そんなメタ人間がアナログ・デジタル技術の活用法を考えることが真のDXではないかと久米教授は示唆している。🏠🙏🍷🕯📖💼💴🩺👩👨🚘🚗📶🩺📈😷💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「SmartTimes:こころの『灯』をともす」から

2021.12.6   日経産業新聞の記事「SmartTimes:こころの『灯』をともす」から

お金だけでは人の心に灯はともらない

 コラムの著者 柴田 励司氏(インディゴブルー会長)は、5年前から「本当の自分に気付くワンダーランド」を作る計画でエンタメやスポーツ界を牽引するメンバーと進めているという。

○ エンターテイメントとスポーツで人の心に灯をつけよう

 柴田氏によれば、同活動を渡辺記念育成財団の理事・事務局長・塾長として勤めながら、秋元康氏、小山薫堂氏、別所哲也氏など日本のエンターテイメント界を牽引する方と企画提案したり、新しいエンターテイメントコンテンツを創造する実践活動を通じて、未来のクリエイティブプロデューサーの育成を進めているという。

この財団では、エンタメやスポーツの力を活用してそこに行けば本当の自分を取り戻す、本当の自分に気付く「ワンダーランド」を作ることを計画している。

柴田氏が言うには今の世の中に必要なものは補助金、支援機施策が政府から出されているが、お金だけでは人の心に灯を灯すことはできないという。その点、エンターテイメントやスポーツは人の心に灯をともす力がある。誰もが映画、音楽、舞台で心振るわせた経験があるだろう。トップアスリートたちの戦いに身を乗り出して応援したことがあるだろう。

自分の心に灯がともっていると、「自分仕様」で生きることができる。これがないと「他人仕様」に合わせるこちに腐心することになる。ワンダーランドでの活動に参加することで、一時的かもしれないが真の自分を見出すことができれば希望が生まれるきっかけとなろう。

ワンダーランド構想はアイデアソンなどを行い、アイデアを募集するという。この構想に知恵や時間、そして資金も必要で、世話人もこれから募集するという。💡🕯📖💼💴🩺👩👨🚘🚗📶🩺📈😷💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:生き残り探る北朝鮮レストラン」から

2021.11.26   日経産業新聞の記事「眼光紙背:生き残り探る北朝鮮レストラン」から

したたかにコロナ禍でも生き残る北朝鮮の店員

 コラムの著者は、北京市内の中国料理店での逸話から北朝鮮での状況について語っている。

○国連安全保障理事会の制裁が影響

 コラムの著者は、北京市内の中国料理レストランに入ると、少し訛りのある中国語で女性店員に挨拶されたという。店員の制服に北朝鮮の国旗が描かれたネームプレートをつけていた。出身地を彼女に尋ねると「平壌から4年余り前に北京に来た」と答えた。

北京には北朝鮮の料理を提供し、北朝鮮の女性が歌ったり、楽器を演奏したりする「北朝鮮レストラン」が多かったという。しかし、2017年の国連安全保障理事会が各国に北朝鮮の労働者全員の送還を義務付ける制裁を決議し、北朝鮮レストランは激減したという。

北朝鮮の大使館付近や韓国人が多く住む地域などにわずかに残るだけとなっていた。最近、今回の逸話にあるように北朝鮮レストラン以外で北朝鮮の店員が働くレストランが目立つようになったという。グルメアプリでは「北朝鮮の店員と一緒に歌った」などの投稿があるという。

外交関係者からは、北朝鮮レストランでは特定で限定的な顧客よりも多くの顧客の来る中国料理レストランで働く方が稼ぎが良いためだろうと憶測している。さらに3年ごとに帰国していたが、新型コロナウイルスの感染拡大で帰国できないという。北朝鮮の店員が働くレストランは北朝鮮政府に関連する人物が出資していたり、店員を派遣するルートもあるようで、地域に根付いてしたたかに生き残ろうとしているという。💵💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🗒📕happy01🌏🇯🇵🇨🇳🇰🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:高齢化で増す記憶総量、懐古主義に引かれやすく」から 

2021.12.3  日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:高齢化で増す記憶総量、懐古主義に引かれやすく」から

記憶総量はデジタル化と高齢化で増加

 コラムの著者 関沢 英彦氏(発想コンサルタント)によれば、情報化社会に伴って情報総量は増え続け、さらに高齢化によって一人ひとりの人生が長くなることから記憶が増えることでも加速させる要因だという。

◯懐古主義とイノベーションの鬩ぎ合い

 関沢氏によれば、デジタル化やDXで扱う情報の総量は増えていくことはわかるが、さらに高齢化によって人生経験が長くなることから記憶も大きくなることも考えねばならないとしている。

さらに膨大な過去記憶を抱える時代は関沢氏によれば懐古主義になりやすいという。今年5月に新装オープンした西武園ゆうえんちのテーマは1960年代を想定した「あの頃の日本」だという。まさに遊園地内は昭和レトロや平成レトロの流れを入れている。

懐古主義は、自分の過去を思い出す「個人的ノスタルジー」と社会全体の記憶を懐かしく感じる「社会的ノスタルジー」がある。さらにこれらをデジタルの仮想空間(メタバース)に復刻するものも増え、記憶と記録が曖昧になるという。厄介なことに、懐古主義、とりわけ社会的ノスタルジーはイノベーションの阻害要因になりやすいという。この点がなければ過去にばかり生き、今や未来を切り開く力が低下する点は気をつけねばならない。📕👩✋⛑🕠💪🏃‍♀️📺📶💺💻🏠👧👩😷🦠❤️🌍happy01🌎🇯🇵💡🌍


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「SmartTimes:レトロマーケティング」から

2021.11.10   日経産業新聞の記事「SmartTimes:レトロマーケティング」から

過去の直接体験から疑似体験で裾野を広げる

コラムの伊藤 伸氏(東京農工大学教授)は、懐かしさから肯定的な感情やイメージを引き起こし、製品やサービスの購入に結びつける手法であるレトロマーケティングについて解説している。

○ 本丸は観光やイベント、対人サービス

 伊藤教授によれば、レトロマーケティングは過去にヒットした製品・サービスと絡めれば、新製品や新サービスよりも顧客の心を掴みやすいとという。日本での長期の消費低迷に貢献はするだろうが、直接的な体験のみでは、「昭和レトロ」や「平成レトロ」の裾野は広がらないという。

最近、「昭和レトロ」や「平成レトロ」が流行っているという。西武ゆうえんちやレトロカメラ、菓子、ゲーム機、映画など話題も多いという。伊藤教授も絶版になっていた乗用車の復活報道に人気が集まり、その懐かしさから直接体験を思い出すと言う。直接的体験には最も単純なレトロマーケティングの効果があるという。過去に繰り返された体験とその後の空白期間に依存するという研究報告もあるという。年齢が上がると懐かしさは強まり、乗用車の例では、メーカーは車種名の商標を維持しようとする。

ついで注目されるのは、直接的な体験がない過去にノスタルジーを感じる疑似体験に対するレトロマーケティングである。直接体験に限れば中高年が主役で、一方、疑似体験型は若年層も含む。若い消費者は各種メディアや親の世代から見聞きした知識を基に懐かしさを感じるものである。懐かしさの起源が直接体験から疑似体験に変われば、レトロマーケティングの対象となる潜在顧客は拡大することになる。疑似なので根拠は弱いが、ノスタルジーを感じる製品やサービスの消費に価値を見出すのは全く同じであろう。

さらにレトロマーケティングは国内のみではなく、海外にも広がっているという。特にコロナ禍で大きく落ち込んだ観光業やイベント関連、対人サービス業は本丸となる。海外にいるアニメや漫画の聖地巡礼の体験者など訪日観光客に沸いたのもレトロマーケティングの対象ともいえる。映画やアニメで日本の疑似体験している外国人も少なくない。さらにSNSでの顧客動向の分析で、個別に広告を提示することもでき、レトロマーケティングの効果は大きい。📖💼💴🩺👩👨🚘🚗📶🩺📈😷💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵