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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:新型肺炎とシン・ゴジラ」から

2020.2.20   日経産業新聞の記事「眼光紙背:新型肺炎とシン・ゴジラ」から

楽観論から想定外の事態に翻弄される日本

 コラムの著者は、2016年に大ヒットした映画「シン・ゴジラ」の状況と新型肺炎で翻弄される日本の姿が二重写しに見えると語っている。

◯想定外に対する耐性が問われる日本企業

 コラムの著者によれば、映画と二重写しになるのは、最初、シン・ゴジラの正体について仮想のニッポン政府や専門家の多くが楽観視し、急速な進化を遂げる姿にによって、その見方が覆り、いくつもの想定外の事態に翻弄される場面である。さらに映画でのアメリカはニッポン政府の対応にも不信感を抱き、国際機関も同調、攻撃も辞さないという状況になる。

新型肺炎もクルーズ船内に感染者が多く発生し、船内が培養シャーレの状態になってしまった。中国に次いで日本の善後策に懐疑的な視線が注がれ、クルーズ船にいるアメリカ人やカナダ人など自国民の退避作戦が始まったという。今後は、日本企業も新型肺炎の影響を織り込んだ業績見通しを海外投資家は求めてきており、大きなイベントが中止になる中で株主総会も平時のように開催できるかは不透明である。

想定外とばかり言っていることはできず、想定外への耐久性が重視される現場である。新型肺炎は日本社会に重い課題を突きつけている。💉🎓🏢💴📊🔎⚡️🌍happy01♿️👦👧🚹🚻🚺🇯🇵🇺🇸🎥


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:博士をつかえない日本」から

2020.2.20  日経産業新聞の記事「TechnoSalon:博士をつかえない日本」から

起業家はもはやグローバル

 コラムの著者 内田 裕久氏(東海大学特別名誉教授)は、自らのドイツでの博士号取得で海外の博士号の位置付けが日本での捉え方と大きく違うことを示唆している。

◯国境もなく、偏差値など通用しないグローバルマーケット

 内田教授は、日本の工学大学で修士課程を取得後、ドイツの大学で理学博士号を取得した経験を持っている。ドイツの博士課程修了者には、企業や研究所へ就職したり、海外の大学や研究所へポスドクとして異動した人もいたという。その後、研究開発部門に限らず、営業や経理部門に配属されて海外支店の責任者になった人もいるとい、博士号取得者は研究バカだから他の仕事ができないというのは日本だけで、少なくともドイツでは、取得まで得た知識よりも努力、経験、能力を評価している。しかも、ドイツのメルケル首相が物理学の博士号を持っているように多くの分野で活躍しているということに驚くという。要は、博士号取得という能力が評価されるのではなく、自ら道を切り開く能力があることを示している人たちが多いという。

一方で日本は偏差値序列という価値観が支配しており、入学試験で偏差値が高い学校、そこから就職の条件が良い企業へといったキャリアパスが重視される。これでは、最初からグローバル市場に打って出るスタートアップやベンチャー企業の社員にはなれない。世界の創造的な発想で起業に向け全力で取り組む人たちが相手である。そこには国境もなく、ましてや偏差値といった価値観もない。エネルギーも資源も乏しい日本では、人材という資源を生かす努力、支援をしていかなくては世界から置いていかれる。🌼🍓🤖🛠💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵🇩🇪


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『産業の空洞化』と『業務の空洞化』」から

2020.2.19   日経産業新聞の記事「眼光紙背:『産業の空洞化』と『業務の空洞化』」から

業態を超えて製造業自体が消える米国

 コラムの著者は、JETRO・アジア経済研究所の猪俣哲史上席研究員の近著「グローバル・バリューチェーン」は今米国で深刻なのは、「産業の空洞化」以上に「業務の空洞化」だと指摘している点だという。

◯ますます広がる知的労働者との格差

 コラムの著者によれば、「産業の空洞化」と「業務の空洞化」の差異は、前者は需要自身が何らか要因でなくなることで、後者は、同様の業務自体が消失することでより深刻であるという。

例えば、日本は、主要産業の1つにかつて石炭産業があったが、エネルギー源が石油に変わったために石炭産業自体が消えた。しかし、そこでのマニュアルレバーという業務は建設業界や工場で必要とされ、労働者は移動し職探しができた。

今の米国では、工場自体がなくなり、他業態でも業務が存在しなくなる「業務の空洞化」が起こっているという。これに対する不満が、今のトランプ米大統領を押し上げているパワーである。知的労働者との格差がますます広がっているというのが、猪俣氏の見解だという。💉🎓🏢💴📊🔎⚡️🌍happy01♿️👦👧🚹🚻🚺🇯🇵🇺🇸


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「トレンド語り:自動調理、多様な料理、安全・手軽に」から 

2020.2.19 日経産業新聞の記事「トレンド語り:自動調理、多様な料理、安全・手軽に」から

火を使わずガスの消し忘れなく美味しく調理

 コラムの著者 粟飯原 理咲氏(アイランド代表取締役)は、ICTで調理家電が進歩し、高齢化や共働きによる子どもの留守番などの生活シーンにあった自動調理が人気になっていると語っている。

◯シャープ「ヘルシオ ホットクック」シリーズが話題に

 同製品シリーズは2015年に発売され、食材や調味料を鍋に入れスイッチを押すだけで、かき混ぜ、火加減など全て「おまかせ」で料理ができる。カレーや煮物などの定番料理からスイーツまで幅広いメニューに対応している。

日本最大級の料理ブログのポータルサイト「レジピブログ」で昨年12月に発表した「2019年トレンド料理ワード大賞」でも、「ホットクック」は第3位になった。キーワード検索数も前年対比で70倍以上の伸びであったという。

同製品は予約機能もあり、その間、外出や仕事、入浴したりと、忙しい人の生活に時間を生む。さらに、高年齢化や共働きによる子どもの留守番が進んでいく中で、ガスの消し忘れなく、火を使わなくても美味しいという点で未来の家電であるという。今後はアプリに連動したメニューを増やす予定だという。🍲🍔🍽🍵🏢📶📺🏢💡⚡️🌏happy01📂🌍🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:昨年12月の武漢と現在の日本」から

2020.2.18   日経産業新聞の記事「眼光紙背:昨年12月の武漢と現在の日本」から

関西財界セミナーでの新型コロナウイルスの感染拡大の警鐘

 コラムの著者は、今回のセミナーの分科会で登壇した日本国際問題研究所の津上氏の「今の日本は昨年12月の中国・武漢市と同じ」という警鐘に着目している。

◯楽観できない状況かも

 コラムの著者によれば、津上氏の警鐘はさらに「日本人が世界各地で入国拒否されかねない」「サプライチェーン寸断で企業にも影響が出る」と続けたという。

これに対して関西の経済人は楽観的で、見えないところにあったリーマンショックも乗り越えた上で、新型コロナウイルスの肺炎は目に見えており対応できるのではないかといい、いずれ収束するという。

ただ、コラムの著者は、どうやらその楽観論の根底が明確に示されていないことから、明確なデータもない状態は、昨年の武漢での対応とかわらないのではないかと危惧している。💉🎓🏢💴📊🔎⚡️🌍happy01♿️👦👧🚹🚻🚺🇯🇵🇨🇳