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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:中国ハイテク爆投資の恩恵」から

2017.10.30  日経産業新聞の記事「眼光紙背:中国ハイテク爆投資の恩恵」から

中国製造2025の恩恵は日本に

コラムの著者は、共産党大会が終わり、米国に対して世界の覇権奪取の野望を隠さなくなった中国は米中の経済規模を2026年には逆転するという大胆な戦略があると語っている。

◯投資対象も不動産や重厚長大産業の設備も不調

 習近平体制が米国との経済規模で逆転劇を行うためには、成長が伸ばし続けるしかない。成長が止まれば、経済と体制の危機を招くことになるからだ。だが、問題は成長を維持するための投資先である。これまでの不動産や重厚長大産業の設備投資も息切れ気味であり、財政のインフラ投資による片翼飛行にばかり頼れない。

そこで投資先としてハイテク分野での爆投資が考えられる。半導体や液晶などは、資本の論理が成り立つ分野で莫大な投資需要を生み、結果的には経済的なシェアを拡大することになる。中国製造2025の構想は妄想ではなく成長路線にのるキーである。また日本としては、そのハイテクを支える基盤技術や周辺技術を担っていくことがその恩恵をうけるポイントなりそうだ。🇨🇳🇺🇸🇯🇵💰🏨🏢⚡️🌍happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「風向計:甘酒、冷やしたり食べたり」から

2017.10.31   日経産業新聞の記事「風向計:甘酒、冷やしたり食べたり」から

温冷自在さらに調味料まで

コラムの著者 粟飯原 理咲氏(アイランド代表取締役)は、「飲む点滴」とも言われる麹ベースの甘酒の人気とマーケティングについて触れている。

◯「空き時間」と「ながら時間」で異なる

 甘酒ブームは去っていないようである。1922年創業の清酒八海山の蔵元で知られる八海醸造では2009年から本格的な製造販売に取り組んだ麹ベースのあまざけが大ヒットした。純粋な麹と水だけで作る「麹甘酒」として人気を呼び今年4から9月期は134万本を販売した。

健康や自然、スローライフといった生活価値を求める層からの支持が大きいという。飲み方も従来の温めたもの以外に冷やして飲んだり、シーン自体も広がり、女性を主体とする顧客層も男性層に移りつつあるという。さらにお砂糖代わりに使うといった料理のシーンでも増えてきており、「食べる」甘酒も注目されている。

これから暖かい飲み物が増える季節。「食べる甘酒」のトレンドもマーケティング的には興味がある。☕️🍹⚡️💡🌍happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:合併で効率化、半分以下」から

2017.10.31  日経産業新聞の記事「眼光紙背:合併で効率化、半分以下」から

競争なくして成長なし

コラムの著者は、公正取引委員会が今月長崎県立大学で開いた公開講座「独占禁止法教室」での講演を引用し、合併しても効率化できないことも多いことについて触れている。

◯地元長崎は十八銀行とふくおかファイナンシャルグループの経営統合で揺れ

 同講演会は昨年まで公正取引委員であった小田切宏之顧問が「競争なくして成長なし」と題しておこなったという。独占があるとなぜ社会的損失が発生するかといったメカニズムを解き明かし、話題は、地元で揺れてる統合問題であったという。

個別の事例についてははなせないと、小田切氏は答え、

「効率化には一緒にならないと駄目という話によくなるが、調べてみると合併後に本当に効率化された事例は半分以下。合併で効率化できると思わない方がいい」

と述べたという。また、融資を受ける際も1行よりも2行の方が選択肢があり、利点があるとも述べたという。

合併しても効率化できないというとおりに、地元の銀行の先行きはどうであろうか。🇯🇵🏨🏢⚡️🌍happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:政治の世界にもESGを」から

2017.10.27  日経産業新聞の記事「眼光紙背:「眼光紙背:政治の世界にもESGを」から

企業に課せられるESGを政治の世界にも応用

E(環境)、S(社会)、G(ガバナンス)を含む概念で企業経営を行うことが長期の企業価値向上や成長に必要だという考えで、これをコラムの著者は、政治の世界にも応用してはどうかと提案している。

◯3つの要素は互いに関連

 コラムの著者が、最近話題のESG投資を取り上げ、それを政治の世界でも考えてみてはどうかと提案している。

ESGは話題が広がってはいるがまだまだ企業経営者にも理解が進んでいるとは言い難い。単純ではなく影響が出るまで時間がかかる。環境対応と社会貢献の面から企業価値の向上に影響を与える。

短期的な影響でガバナンスが最も重要で、コンプライアンス違反などの例が判明すると、ネガティブな影響が株価にすぐに現れる。東芝、神戸製鋼所、日産自動車もガバナンスが不十分であった。経営者すべからく、この事例を反面教師とみて襟を正す必要があろう。

同時に政治の世界もESGを意識し、衆議院議員選挙での自民党、公明党の与党勝利を機会にガバナンスの点検が重要であろうと思われる。🇯🇵🏨🏢⚡️🌍happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「拡大鏡:工事説明書、3Dで安全に配慮」から

 2017.10.30   日経産業新聞の記事「拡大鏡:工事説明書、3Dで安全に配慮」から

業者向け工事説明書から一般ユーザ向け取扱説明書に大胆な改訂で改善進む

コラムの著者 高橋 慈子氏(テクニカルライター)が今回取り上げるのは優れたマニュアルを表彰する「日本マニュアルコンテスト2017」で最優秀賞を勝ち取ったパナソニックの「エネファームコジェネレーションシステム工事説明書」にふれている。

◯作業員の安全や効率化に貢献

 最優秀賞に輝いた工事説明書は、一般ユーザー向けの取扱説明書を意識したもので、大胆な改訂と改善を試みているという。

  • 工程全体を俯瞰できる3Dでの図解説明を追加→見やすさの向上
  • 情報を整理してグルーピング化 →探しやすさの向上
  • 「安全上のご注意」→適度な余白を用いて読みやすくし、イラストを追加してやるべきこととやってはいけないことを明確にした

従来の平面的なイラストを3Dかする効果は大きく、わかりやすく、しかも、効率的に作業ができると好評だという。また、現場の声として、必要な作業のページだけを持っていくといったことから、見開きから単ページに変更した。これによって、工事説明書の改善・進化が高生産性社会に貢献できると、表彰時のメッセージが表明されたという。マニュアルが製品に関わる作業者の安全と効率的で適切な作業を支えることにつながると言える。📔💡⚡️🏠🌍happy01