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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:フリーランチはない」から

2017.2.16    日経産業新聞の記事「眼光紙背:フリーランチはない」から

日米首脳の発言から占う

コラムの著者は、日米首脳会議でのゴルフや会食設定の「フリーランチ」後の交渉について触れている。

◯表向きは強固な日米関係だが

具体的ね懸案の為替や通商問題については、ナンバー2に譲るとして、安倍首相、トランプ大統領の発言で今後どのような展開があるのであろうか。

まず両政府は、金融・財政政策、インフラやエネルギーなどの広範囲に協議を進めるとしている。これは日銀=トランプの駆け引きが暗にあること、長期金利ゼロ政策が標的である。「為替にはずっと不満を持っている」「米中貿易については想定より早い段階で公平な競争環境を実現する」というトランプ大統領の言葉。これも米国の赤字相手国に対する強い要求であろう。ここに、米政府の為替調整が検討されるリスクがある。

米国には「フリーランチ」はないという経済原理があるが、今後の交渉には「ただ」ほど怖いものはないといわれそうだ。🌎💰🏢😃


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:若者の表現、媒体増え欲求高まる」から 

2017.2.16  日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:若者の表現、媒体増え欲求高まる」から

メディアからの受信には消極的だが発信には熱心

コラムの著者 関沢 英彦(東京経済大学コミュニケーション学部教授)は、「我が国と諸外国の若者の意識に関する調査」(内閣府による満13〜29歳の国際比較)を通じて、現代の若者のメディアについて分析している。

○憧れのユーチューバー

若年層の表現欲求が高まっているという。この欲求自体は、昔からありすでに明治時代に雑誌投稿といった形で登場していることから古くて新しい傾向である。

今昔の違いは、媒体数で、さらにICTのおかげでリアルタイムに公開できることである。

関沢教授が問題にしているのは、メディアやコンテンツの既存イメージに縛られており、映画や小説の名作にあまり接しないまま表現を目指すので、ステレオタイプとなって行くことである。よくありがちな類似表現を避けようとする欲求が生まれてこない。

さらに上記の調査では、多様な情報を受信しようとしない傾向も強いという。メディアからの情報の受信は消極的で、発信には熱心だという。こういった環境で発信のレベルを上げるには、メディアを通じた発信だけではなく、目の前の人に想いを伝える訓練が不可欠だと、関沢教授は示唆している。💻cafehappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:悪質になるサイバー攻撃」から

2017.2.14    日経産業新聞の記事「眼光紙背:悪質になるサイバー攻撃」から

手口がエスカレートする原因はクラッカーの人口増加

コラムの著者は、サイバー攻撃がますます増え、悪質化がエスカレートしている要因について語っている。

◯クラッカー人口の増加が招くデータの価値の変動

ウェブページの改ざん、不正送金、また企業や政府の機密情報を引き出したり、さらにロックまでかけて身代金を出せと脅すランサムウェアが登場している。

それだけ、産業の多くがインターネットに依存している証拠ではあるが、悪事に加担するクラッカー人口の増加も無視できないという。さらに、1つのサイバー攻撃で複数のデータが抜き取られてしまうことも増え、苦労して抜き取ったデータの価値も下がってくるという。悪の市場変動である。

狙われた側はたまったものではない。コストでしかないセキュリティー対策費をさらに積む必要があるからだ。急務なのは、クラッカー人口の増加抑制にあるのかもしれない。💻💰🏢😃


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:簡単に喉元過ぎない」から

2017.2.10    日経産業新聞の記事「眼光紙背:簡単に喉元過ぎない」から

長年の変身で永らえた企業

コラムの著者は、祖業が通信部門であったシーメンスの変遷について触れている。

◯問題続出の企業も今は安定

今年のシーメンスは無事に乗り切り、工場のデジタル化を取り込む変身が効果がでて医療機器や中国事業も順調である。しかし、10年前は、利益の出ない祖業である通信部門を解体するかどうかで内外の議論を行っているときに、複数の部門のかかわる不正問題が発覚し欧米各国の司法当局に追求されることになった。

生え抜きの役員でもその事業改革はうまくいかず、立て直し次々を唱えながらも消えていった。平成の「シーメンス事件」の後、コンプライアンスを経営に徹底すると、本業は改革とリストラで一進一退。金融危機もあって多くの経営陣が入れ替わった。

ようやく戦略や財務に強い現社長のジョー・ケーザーになってから、回復基調である。

VWもさることながら、企業は経営陣の手腕がやはり問われるところである。💡💰🏢😃


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「風向計: ビジュアルフード、バラのモチーフ『いいね!』」から

2017.2.14   日経産業新聞の記事「風向計: ビジュアルフード、バラのモチーフ『いいね!』」から

バラをモチーフにした投稿が人気

コラムの著者 粟飯原 理咲氏(アイランド代表取締役)は、写真SNSのインスタグラムで注目されている「ビジュアルフード」について触れている。

◯ビジュアル映えする発信を行うには

インスタグラムも昨年12月で月間アクセス利用者数が6億人となったという。日本では当初若い女性層から支持をあつめ、その後主婦層などに広く活用され始めている。

最近食卓で注目されているのがインスタグラムならではの「ビジュアルフード」である。普段の料理をインスタグラム用に写真映えする形にアレンジや工夫を加え、思わず「いいね!」を押したくなるようなフォトジェニックな一品に変身させているという。

バラをモチーフとするビジュアルフードは人気があるという。2016年の春夏は、アボガドをバラのように飾り切りした「アボガドローズ」が流行。この冬は、すでにタグ付けで800件を超える「薔薇餃子」であるという。

ビジュアルフードを効果的に撮影するには、

  • 使う食材の色の組み合わせ方や、配置を考えながら盛り付ける
  • 料理が生きるような器を選び、器を生かすような料理をつくる
  • 写真は必ず自然光で撮影する

といったポイントがあるそうだ。すでに写真だけの世界には止まっていないようである。📷🌍🍳happy01