【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:苦境続く東芝の原発事業」から
2014/05/21
2014. 5.16 日経産業新聞の記事「眼光紙背:苦境続く東芝の原発事業」から
海外勢から逃げ遅れたか?
コラムの著者は、東芝の原発事業が福島原発事故後追加投資を中断したままで、海外の受注活動もとん挫しているものが増えてきている。
○『原発は商業的に成り立たない』と断言するGEのジェフ・イメルト会長
2013年3月期に東芝の原子力事業で約600億円の営業利益下げ押しが発生。東芝は新しい出資者を探しているが3年間見つからない状況である。
欧州では、東芝傘下のWH(ウェスチンハウス)の受注が有力視されていたチェコの原発増設計画が4月に暗礁に乗り上げた。英国では原発増設計画が進みはしているが、EUが英政府による高額の電力価格保証は公平な競争を阻害する「国家補助」に当たるとして審査を開始。これが違反とされれば、またまた計画が宙に浮くことになる。
独シーメンスも3年前に原発事業から撤退。GEも上記にあるように商業的な採算が合わないとしている。東芝はこういった状況で逃げ遅れたのではないかというのがコラムの著者の見方だ。