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【お知らせ】【ヒット商品】ネタ出しの会 連休による投稿の一時停止

2013.5.3   日経産業新聞の休刊日による投稿の一時停止

5/7より再開します

日頃よりこのサイトのコラムをご愛読ありがとうございます。さて、掲題の理由と弊社の休日であることから、次回の投稿は5月7日より再開いたしますので、ご承知置きください。

今後とも本サイトならびにNVDをよろしくお願いします。

NVD株式会社 代表取締役 松本 英博

 


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:独創のコツ、考え抜くことを繰り返す」から

2013.4.30   日経産業新聞の記事「TechnoOnline:独創のコツ、考え抜くことを繰り返す」から

脳みそを絞りあげる

コラムの著者和田昭允名誉教授(東京大学)が、前回と同様、寺田寅彦に教わった『独創のコツ』を引用し、考え抜くことの重要性を説いている。

○毎日同じことを考え続ける

コラムで和田教授は、理化学研究所で名所長とうたわれた大河内正敏氏が寺田寅彦氏に教わった「独創のコツ」を披露している。

『(寺田君は誰に聞け、何を調べろ、何を読めという手は駄目だ、何もせずに黙って考えろというのである。黙って睨めて考え込む、今日うまい考えだでなければ、寝ていて考える、目がさめたらまた考える、毎日同じことを繰り返せという』

『私はこの手をあらゆる事項に用いている。特に製造工業には面白いくらい効果がある、良品廉価生産の研究をやっているときに、工場へ行って、これを改良しようと思ったところに坐り込む。立ちつくして、その装置や機械と睨めっこをしている、一日でも二日でも、考えの出るまで黙って考え込む。どうしてもいけないときには、数日置いてまたやる。機械から離れても考える、寝ても考える。そうすれば必ず先人未発の機械装置が浮かんで出てくる』

他人の情報だけに頼らず、自分の思考で考え抜くことに独創のコツがある。tv


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:自販機が語るデフレの重み」から

2013.5.1   日経産業新聞の記事「眼光紙背:自販機が語るデフレの重み」から

デフレの見やすい指標―自販機の販売価格ー

コラムの著者が語るのは、1973年から3年連続で10円づつ引き上げられ、1983年には100円となった自動販売機の缶コーヒーや清涼飲料水の販売価格に注目して市中でのデフレ脱却がどこまで進んだかを考察している。

○市中のデフレ脱却感

政府と日銀の大胆な金融緩和策と財政支出でデフレから脱却するのが、安倍政権の発足からの動きだ。確かに、円高基調は納まってるかに見える。株価も大幅上昇で成果は見えるものの、市中はまだデフレが濃いと指摘する。

その典型例が、飲料の自販機での販売価格であるという。値上げが最終的になったのは、1998年で、2008年リーマンショック後は、一転して値崩れが始まった。低価格を打ち出す自販機があると、周りに安値が広がる。

○飲料メーカーの動き

飲料メーカーは、パッカーといわれる企業に委託して、缶飲料をつくり、それを自販機に入れる。問題は、総需要が頭打ちで、自販機に対してパッカーの製造能力もだぶつき気味だ。となると価格競争に陥っている。典型的なデフレの構図である。

脱却には、総需要を増やす。能力に見合った水準まで能力を削減する、この2点で進むしかないのが現状だ。つまり、デフレの市中バロメーターが自販機だというわけである。happy01