【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:独創のコツ、考え抜くことを繰り返す」から
2013/05/02
2013.4.30 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:独創のコツ、考え抜くことを繰り返す」から
脳みそを絞りあげる
コラムの著者和田昭允名誉教授(東京大学)が、前回と同様、寺田寅彦に教わった『独創のコツ』を引用し、考え抜くことの重要性を説いている。
○毎日同じことを考え続ける
コラムで和田教授は、理化学研究所で名所長とうたわれた大河内正敏氏が寺田寅彦氏に教わった「独創のコツ」を披露している。
『(寺田君は誰に聞け、何を調べろ、何を読めという手は駄目だ、何もせずに黙って考えろというのである。黙って睨めて考え込む、今日うまい考えだでなければ、寝ていて考える、目がさめたらまた考える、毎日同じことを繰り返せという』
『私はこの手をあらゆる事項に用いている。特に製造工業には面白いくらい効果がある、良品廉価生産の研究をやっているときに、工場へ行って、これを改良しようと思ったところに坐り込む。立ちつくして、その装置や機械と睨めっこをしている、一日でも二日でも、考えの出るまで黙って考え込む。どうしてもいけないときには、数日置いてまたやる。機械から離れても考える、寝ても考える。そうすれば必ず先人未発の機械装置が浮かんで出てくる』
他人の情報だけに頼らず、自分の思考で考え抜くことに独創のコツがある。
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