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2011.6.15  日経産業新聞の記事マネジメントの肖像⑤アルフレッド・スローン」から

独裁社長からの事業部制の導入へ

コラムの著者 ブース・アンド・カンパニー岸本義之ディレクターが示す今回の人物は、アルフレッド・スローンだ。(▶ 参考1101261227_400

これまでの科学的管理法のテイラーフォードも、組織論については無関心であった。独生的な経営は中小企業であれば即断性を重視することからある程度は成功する。しかし、巨大組織、例えばGMのような規模になると、M&Aによるバラバラの組織を再編する必要が出てくる。「事業部制の父」であるアルフレッド・スローンは、GMに事業部制を導入し、フォードのT型を追い抜く経営を行った。

開発から製造、販売に関して、事業部に権限を委譲し、事業部を統括する本社の幹部は、前者の戦略実践を考えるという体制作りだ。また、データによる意思決定を本社プロセスに導入したのもアルフレッド・スローンだ。

のちにこの事業部制は、IBMやAT&Tが採用する。GMでの事業部制は、初期にはうまくいったが、本社組織の肥大化を招き、まひ状態になっていった。ピータードラガーもこの組織研究に参画していた。

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