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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「新風シリコンバレー:バーチャル職場の潜在力」から

2021.3.30 日経産業新聞の記事「新風シリコンバレー:バーチャル職場の潜在力」から

ZOOM疲れ解消の模索が始まる

 コロナ禍でテレワークが新常態となると、仕事を進めるには良いが社会的側面や人間関係、偶然の出会いは起こりにくい。社員は孤立感を抱き、思いがけない会話からアイデアが生まれることもない。コラムの著者 ロッシェル・カップ氏(ジャパン・インターカルチュラル・コンサルティング社長)は、そこで多くの企業がバーチャル職場を模索し始めたと語っている。

○オンラインゲームでの技術なども導入

 カップ氏によると、ZOOMなどのテレワークツールは会議などには適するが、社員同志の交流を有無には不向きでZOOM疲れが広がっているという。

そこで企業も職場の代替手段を求めてバーチャル職場やバーチャルヘッドクオーター(本社)を模索し始めているという。一般的なバーチャル職場は、社員が仮想空間でアバターとして参加し、机や会議室、カフェエリア、オープンスペースなどが設定されたものである。従業員は実際の職場での動きや自発的な会話が可能である。事例として、カップ氏は、Virbelaを紹介している。このプラットフォームでは、現実世界のダイナミクスとソーシャルインタラクションを再現し、「ビデオ、チャット、電子メールではできない方法でコミュニティとカルチャーの感覚を維持する」という。さらにオンラインゲームで使われるユーザーが自分の近くにいる人の声だけを聞き、遠ざかると静かになる「スペいシャル技術」を使っているものもあるという。いくつかの米国企業では試行が行われ、ビデオ会議と合わせて仕事に場所や時間管理なども考慮したものもあわられてきているという。🌇🛠📰🚗🚘💰💴📖✈️😷💺💻⚓️💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🦠🇺🇸


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「SmartTimes:ピグマリオン効果」から

2021.3.19  日経産業新聞の記事「SmartTimes:ピグマリオン効果」から

相手に期待すると相手も期待に応えるピグマリオン効果

 コラムの榊原 健太郎氏(サムライインキュベート代表取締役)は、米国の教育心理学者ローゼンタール氏が発表したピグマリオン効果についてVC業務での体験などから考察している。

○国、企業、さらに家族単位であっても効果は同じ

 榊原氏によれば、ピグマリオン効果とは、ローゼンタール氏が発表した心理的行動の1つで、教師が生徒に「期待」することで、学習者である生徒の成績が向上するという意味だという。榊原氏は、新型コロナウイルスの抑え込みに成功している台湾のデジタル担当閣僚である、オードリー・タン氏お公園や動画で出てきたキーワードが、このピグマリオン効果であったという。

タン氏は台中関係に触れて「国民を信頼することです。政府が国民を信頼すれば国民は信頼してくれます。これをピグマリオン効果と呼びます」と答えたという。

榊原氏のVC業界の仲間でClubhouseで語り合ったところ、共通していたのが、起業家を信じ、期待し、伴走し続けるマインドであったという。何があっても起業家の応援団であり続けることで、結果として成功しているという。

タン氏は話の締めくくりに、老子の言葉を借りて「信頼を与えなければ信頼は得られない」と語ったという。まさにピグマリオン効果である。🎤💺🍽💹🕛🛒📶🩺📈😷💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵🇺🇸🇹🇼


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「SmartTimes:ポータブルスキルの鍛錬」から

2021.3.10  日経産業新聞の記事「SmartTimes:ポータブルスキルの鍛錬」から

大変革時代に必要な何でもやれるスキル=ポータブルスキル

 コラムの柴田 玲司氏(インディゴブルー会長)は、アラフィフ(50歳前後)以上の人を対象とする「学び直し」の場を推進、その意図について語っている。

○自分の考えを整理し、書き、話し、物事の段取りを整える基本的なスキル

 柴田氏が推進する「PHAZEリカレント」は、かつて意識改革ばかりが主要テーマであった学び直しを「心のもちよう」を整え、どんな仕事をするにも必要となる「ポータブルスキル」を徹底的に鍛える場だという。柴田氏がいう「ポータブルスキル」とは、自分の考えを整理し、書き、話し、物事の段取りを整える基本的なスキルである。

時代は大きく変化し、70歳定年も間近になるというこれからは、「学び直し」なしには立ち行かないと柴田氏は予想している。確かにデジタル時代の新しいスキルの習得である「リスキリング」は叫ばれているが、多くのアラフィフティには、この「ポータブルスキル」と「心のもちよう」のリセットであると示唆している。

内容は、3ヶ月で40コマで時間は午前7時から60分ですべてオンライン。概要は:

  • 柴田氏の講義:10コマ
  • 挑戦者たち、友人たち、社長経験者たち10名の講話:10コマ
  • 自分の経験を「言葉」にし、他者と共有できるコンテンツにする「私の履歴書」:10コマ
  • 推薦図書を読み、他者にその内容の講義をする「文献知の共有」:10コマ

の合計40コマ。一企業に長く勤めると、その企業での特定の仕事をするスキルは鍛えられるが、一度外に出ると応用が効かないことがことがあるという。柴田氏によればこれは基本的なパーソナルスキルが不足しているからだという。これからの変化の時代を乗り越えるには、何でもこなす基本的スキルが必要であり、良き社会づくりにつながることを柴田氏は希望している。💺🍽💹🕛🛒📶🩺📈😷💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:アニメ制作、ネットフリックスが変えるか」から

2021.3.10   日経産業新聞の記事「眼光紙背:アニメ制作、ネットフリックスが変えるか」から

低賃金・長時間労働のアニメ制作現場

コラムの著者はネット動画大手の米ネットフリックス社の日本でアニメーター育成を行うとの発表を受けて、日本のアニメ業界への影響について語っている。

○日本のアニメは産業化が長い割に属人的

 コラムの著者によれば、確かに日本のアニメ制作現場は、低賃金・長時間労働で劣悪とされ、人材育成もままならないという状況に、同社の参入であるが、手放しで喜べない事情があるという。

今回の人材育成は、ネットフリックスが提携する日本のアニメ制作会社が開く育成塾の受講生10名ほどに月額15万円の生活費を支給し、60万円相当の授業料を負担するというものであるという。

問題は日本のアニメ業界が意外に歴史があり、アニメーターを育成する専門学校も存在する。にもかかわらず、米国企業が支援に乗り出すのは、専門学校を出ただけでは、現場で通用する技術を身につけられない点にある。しかも、未だにAIなどからアニメを作るのは開発途上で、制作者のセンスと経験、その腕に依存している。確かに、新人育成を現場で推進するには低賃金・長時間労働では厳しいが、ネットフリックスのような取り組みは評価できる。ただ、卒業生を囲い込み、同社のアニメ制作に当たらせるのは如何なものだろうか。🎦🚍🚌⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🗒📕happy01🌏🇯🇵🇺🇸


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「WAVE:マンガに学ぶ専門知識」から

2021.3.11   日経産業新聞の記事「WAVE:マンガに学ぶ専門知識」から

話題の事項ばかりでなく専門領域の俯瞰も

巣ごもり生活と春休みで自分自身も子どもたちも過ごし方が困っている人もいるだろう。コラムの著者 成田 宏紀氏(DCIパートナーズ社長)は、その中で子どもとも一緒に楽しめ、専門知識も理解できるマンガを紹介している。

◯擬人化で親子で理解

 成田氏によれば、近年の「マンガでわかる〇〇」という形で専門書の内容をマンガで伝える著作があるが、従来のコミック本コーナーでのレベルを思われるかもしれないが、侮ることなかれ十分に為になるという。成田氏によれば:

  • 「ナニワ金融道」:金融関係の研修などで利用
  • 「インベスターZ」:投資家に注目
  • 「JIN-仁」:ライフサイエンス業界での専門書と並んでいる
  • 「はたらく細胞」:成田氏自身が推薦、生命活動をつかさどる細胞を擬人化

などがあるという。成田氏が薦める「はたらく細胞」は、最新の免疫学で花形のT細胞ではなく、少し地味な好中球が主役で、面白いという。多くの専門家や投資家でさえ、気にしない好中球であることは、かえって免疫学全般を俯瞰できるメリットがあるという。また、擬人化されたマンガであればこそ、日常生活と結びつけやすく、子どもたちにも受け入れやすい。まさにマンガの時代であろう📖💺👓👩‍🦯😷🦠📶💻🛠⚓️💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵