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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「流行を読む:動画視聴、タテ型?ヨコ型?、使い分けに応じて商機」から

2015.11.20   日経産業新聞の記事「流行を読む:動画視聴、タテ型?ヨコ型?、使い分けに応じて商機」から

じっくり視聴はヨコ、他のアプリを併用はタテ

コラムの著者奥 律哉氏(電通総研メディアイノベーションラボ総括責任者)は、動画の視聴の際にスマートフォンの向きはタテかヨコかで、利用者のインサイトがわかるという。

○年齢によって異なる方向

利用者にグループインタビューをして聞いてみると、

  • 年配;動画をフルスクリーンでみるのが当然と思っている→ヨコ型
  • 若者;以下の理由でタテ型
    • アクションが増えるのでタテ型
    • 本当にこだわりのある動画以外はタテで十分
    • タテ型でないと、スクロールして他のコンテンツやアプリにスイッチできない
  • 若者でも、音楽ライブや見逃したドラマなどじっくり見たい物はヨコ型にするという

といった分析である。

最近ではSNSからニュースサイトや動画コンテンツにつながることがシームレス(縫い目がない)状況になったためにタテ型視聴が多いという。どうも動画単体で楽しまれているというわけではないという。この理由として、じっくりエンタテインメントを見せる動画配信サービスがまだ少ないことだというが、HuluやNetflixなどの参入で状況が変わるかもしれない。ヨコ型を前提としてサービスの拡充である。

ユーザはTPOに応じて、

  • 隙間の暇つぶし
  • じっくりと視聴
  • コミニュケーション(電話やSNS、チャット)
  • コミュニケーションのネタ探し
  • Wifi環境が使えるかどうか

などの条件を瞬間で判断して、スマホの向きを変えるようだ。この辺りにビジネスチャンス(商機)がありそうだと奥氏は示唆している。


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:国際観光都市=OSAKA」から

2015. 11.18 日経産業新聞の記事「眼光紙背:国際観光都市=OSAKA」から

訪日客の国別訪問都市をみると

コラムの著者は、シンクタンクのアジア太平洋研究所が2014年に中国、韓国、香港、台湾から関西入りしたインバウンド(訪日外国人)の285万人を調査し、その結果を分析している。

○アジア系の訪日客は大阪を目指す

調査によると、関西(近畿2府4県)に4カ国からの62%が大阪府を目指していたという。京都府はその半分以下、神戸がある兵庫県は7%に止まったという。その要因が、クイダオレだという。さらに韓国の観光客は買い物代が支出の27%、中国は55%と2倍超。つまり、中国人観光客の69%が大阪に向かい、京都は20%、兵庫は6%というわけである。大阪は今やインバウンド特需。しかし、大阪も慢心は禁物だという。

欧米の観光客は、京都の歴史や伝統を好むことから、やがて新興国も経済が成熟し、生活水準が上がると、大阪離れとなり京都に向かうかもしれないという。airplanenoodlehappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「三浦俊彦の目:スーパー歌舞伎II『ワンピース』」から

2015.11.19  日経産業新聞の記事「三浦俊彦の目:スーパー歌舞伎II『ワンピース』」から

伝承と伝統の融合で新しいクール・ジャパンの創造

コラムの著者 三浦 俊彦教授(中央大学商学部)は、今月初めから演じられているスーパー歌舞伎II『ワンピース』(四代目市川猿之助主演、新橋演舞場)に新しいクール・ジャパンを垣間見たという。

○ワンピース(日本の漫画)と歌舞伎(日本の伝統芸能)の融合

三浦教授によると、日本の漫画と歌舞伎の見事な融合で、歌のない和風ミュージカルといった第一印象で、最上のエンターテインメントだという。

内容はネタバレになるので触れないが、ワンピースとスーパー歌舞伎の背景については触れておくと、

  • ワンピース;週刊ジャンプに1997年から連載され、今年の6月にはコミックの累計発行部数が世界で3億2千万部を超えギネス世界記録に認定された。
  • スーパー歌舞伎;三代目市川猿之助(4代目の伯父)が古典芸能化した歌舞伎を革新しようと1986年ヤマトタケルで始めた現代の歌舞伎。おいの四代目が引き継いでII(セカンド)として昨年から始め、今回が2作目。

という。まさに漫画✖️歌舞伎で、3代目が重視した3つのS;

  • ストーリー
  • スピード
  • スペクタクル

を意識したもので、ミュージカルに近いという。さらに、備前焼の人間国宝、伊勢崎淳氏がいう、伝承と伝統との違いを感じさせるという。伝承は、昔の物を大事に伝える、伝統は、時々の新しい物を追求した革新だという。スーパー歌舞伎は昔ながらの歌舞伎を伝承しながら、現代の歌舞伎として革新を行い、新しい伝統を作っている。クール・ジャパンの先兵である、マンガとカブキ、新しい方向性かもしれない。bookeyehappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:日産九州、日本回帰を手放さない」から

2015. 11.17 日経産業新聞の記事「眼光紙背:日産九州、日本回帰を手放さない」から

世界の工場との競争にでる日産九州

コラムの著者は、期間従業員の正社員化を決め過去の採用を絞ったつけを解消し、一気に世界の製造工場との競争に打ち勝とうと努力していることについて語っている。

○創業40周年の「後期高齢化設備」も有効利用

手狭で古い設備を持つハンデ、採用を絞ったことによるハンデを克服しないと、世界各地の日産・ルノ=の工場との競争に負け、新車・新モデルの生産を獲得できないという。日産九州のみならず、狭い場所に老朽設備がひしめく日本の工場は、レイアウト1つかえるにも正月やお盆といった長期休暇でなければうごかせない。新興国の広大な土地に新しい設備を入れた方が高い生産効率の実現がたやすいかもしれない。しかし、同社も生産の日本回帰をもう二度と手放せないという覚悟での努力である。そのためには手間暇は必須で、世界的な視点での製造を見ないと勝ち得ないという厳しさである。もう後がないのである。

 


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:サイエンスの『予言力』、知識体系化で未知を知る」から

2015.11.17   日経産業新聞の記事「TechnoOnline:サイエンスの『予言力』、知識体系化で未知を知る」から

サイエンスによる予言は注目の的

コラムの著者 和田 昭允氏(東京大学名誉教授)は、サイエンスが因果関係を克明に追うことで、その関係を組み合わせて未知の世界を推測することから予測ができることについて語っている。

◯予言力はサイエンスの持つ論理的な推測から生まれる

サイエンスはこれまでの知識を参考に論理的に未知世界の物事を因果関係を追うことで予言してきた。最初にサイエンス予言をしたのは、和田教授によれば古代ギリシアで活躍したタレスといわれており、測量術や天文学の知識を使って、日食を予言し的中させたという。

さらにサイエンスは未来の予言だけでなく、見えないものの予言も実在証明で行った事例がある。アインシュタインが「分子衝突モデル」の理論を提出し、ペランが1908年に実験で確かめ決定打を放ったという。sweat01sweat02happy01