製品情報

【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「いいモノ語り:アップル『ホームポッド』音質重視、機能は発展途上」から 

2018.3.20  日経産業新聞の記事「いいモノ語り:アップル『ホームポッド』音質重視、機能は発展途上」から

このところ話題のAIスピーカーの1つ

米グーグル、米アマゾン、LINEなど国内ではスマートスピーカーあるいはAIスピーカーとよばれ競争過熱の状況だが、最後発として米アップルのホームポッドを投入してきた。日本語対応は未定だげ、英語圏で発売された同製品をコラムの著者 石川 温氏(ジャーナリスト)がトライアルしてみた。

○日本語対応は未搭載でアプリ連携は今一歩

 先行する製品で盛り上がったスマートスピーカー市場ではあるが、米アップルの同製品はどのような差別化要因があるのだろうか。まだ日本語対応は先のようだが、石川氏は欧米などの英語圏で今年2月、349ドルで発売された製品を試してみた。

本体サイズは、他社製に比べ大きいという。価格も倍以上ではあるが、大型である分、音質にこだわった設計であるという。当面アップルの提供する音楽サービスがメインで、他のアプリを使う場合は iPhoneなどからBluetooth接続のスピーカーとして接続して出力する必要が有る。

音質のこだわりは、同製品が、部屋での設置位置や音の反射などを検知して最適な音質を出すような仕組みを持っているという。一方、スマートスピーカーとしての機能は、音声アシスタント「Siri」と会話できるが、英語のみで日本語は話せない。自宅の家電制御もできるが、他のアプリとの連動はあまり得意でなく、発展途上という段階だという。
アップルとしては、後発であるがゆえに、じっくりと時間をかけて市場のシェアを上げる戦略のようだと石川氏は指摘している。🔊🏢💡⚡️🌎happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「西川英彦の目:不満買取センター、革新的な製品開発も」から

2018. 3.30  日経産業新聞の記事「西川英彦の目:不満買取センター、革新的な製品開発も」から

消費者参加型で製品開発

コラムの著者 西川 英彦氏(法政大学経営学部教授)は、顧客窓口にくる不満をうまく昇華させ製品開発に生かすことで革新的なものが生まれる可能性について触れている。

◯不満があるゆえに開発を行う消費者がイノベーションをもたらす

 消費者が製品開発に参加して最も成果がでる源泉は不満だと、西川教授は示唆している。消費者の不満を起点として、今までにない革新的製品の開発に有効打が打てるかもしれない。

西川教授は好事例としてインサイトテック(東京・新宿)の運営する「不満買取センター」をあげている。

消費者から製品やサービスについての不満をPCやスマートフォンアプリを通じて1件1円から10円で買い取る。これらの投稿が1千件集まったところで50万円で企業に販売される。不満ばかりでなく、「こうあったら」というアイデアを投稿する消費者も多く、これが商品開発のヒントになるという。

フランスベッドでは、ベッドの不満は、寝心地やサイズ、価格などの本質的な価値に対する不満が多いと想定していたという。ところが実際には、「スマホが充電できない!できるにようにして。」「もっと物が置けるようにして!」など付加的な価値に不満やアイデアがあった。対応して発売した結果、同社の同価格のベッドにくらべ4倍の売り上げになったという。つまり不満が大きい消費者のアイデアは革新的な製品開発につながるという。

上述のインサイトテックでは、AIをさらに活用し、低不満、嫌気、怒りという消費者の不満の度合いを分類できるという。この中で「怒り」は最も優先度が高く、さらにアイデア付きであればイノベーションの芽も持つだろうと予測している。🎓👕🔎⚡️🌍happy01 


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:自分の製品に頰ずりできますか」から

2018.3.26  日経産業新聞の記事「眼光紙背:自分の製品に頰ずりできますか」から

パナソニックとダイソンの対照

 コラムの著者は、創業100年を迎えるパナソニックと英ダイソンの製品に対する見方について多少皮肉を込めた見方で触れている。

◯「パナソニックは何が会社なのか」と自問する津賀一宏社長

 「それは正直言って私も自問自答している」と津賀社長は続けて米ラスベガスで開かれたCESで述べたという。確かに、率直な発言ではあるが、トップがこれであれば社員も今後のパナソニックの姿が言えない状況かもしれない。

それに対して、「コード付の掃除機とはもうさよならだ」と20日、東京都内の発表会を開いた英ダイソン。創業者でありチーフエンジニアであるジェームズ・ダイソン氏は、黒い布を丁寧にめくり、いとおしげにコードレス掃除機の新製品を披露したという。頬ずりするほどに作り込んだ1本の掃除機は、消費者の支持を得て、今や国内シェア10%をとるに至っているという。

津賀社長に「あなたが頬ずりしたい製品はどれですか?」と問うべきかもしれない。🏠🔧🏢🔍💡⚡️🌍happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「いいモノ語り:タツタとタルタ、ネーミングは遺伝する」から 

2018.3.13   日経産業新聞の記事「いいモノ語り:タツタとタルタ、ネーミングは遺伝する」から

メニューをみて即断の決め手

コラムの著者 岩永 嘉弘氏(ネーミング&コピーライター)は、メニューのネーミングが興味深くマーケティングの決め手になることをマクドナルドの商品を事例に述べている。

○競合はメニューの上下左右

 今回はマクドナルドのメニューで岩永氏はそのネーミングの重要性について語っている。ネーミングといっても店舗に入るまで何の効果もない。しかし、店頭で注文するまでの短時間に、顧客の心を掴まないといけない。しかも、オススメは、メニューの中にはギッシリとある。となれば、自分(商品)の美味しさをうまくアピールしなればならない。

今回は、チキンタルタである。ここで、「?」と思わせるのがミソ。定番メニューであるチキンタ「ツ」タではないが、似通ったネーミングである。チキンを使ったバーガーでありながら、竜田揚げではなく、タルタ、つまりタルタルソースが決め手であるということに気づく。そこで、心が動くというわけである。企画者は、おそらくチキンタツタもチキンタルタも両方とも売りたいことも次第に分かってくる。少し冗談めいたネーミングだが、実に巧妙だ。🍴🍔🍔👧🏢💡⚡️🌎happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「トレンド語り:スラック、働き方の多様化で普及」から 

2018.3.7 日経産業新聞の記事「トレンド語り:スラック、働き方の多様化で普及」から

ビジネスで使えるコミュニケーションツール

コラムの著者 岩崎 博論氏(博報堂ディレクター)は、最近注目されている仕事で使えるコミュニケーションツール「スラック」について語っている。

○元々はソフトウェア開発者のチームでのコミュニケーションツール

 従来の電子メールに加え、LINEやFacebookなどの新しいコミュニケーションツールが仕事でも使われるようになってきた。ただ、どのツールで会話していたかわからなくなったり、添付ファイルの場所がわからなくなったり意外と不便になっている。この問題を解決しようというのが、メッセージや添付ファイルを一元管理し、仕事を効率化するSlack(スラック)で、世界のビジネスの現場で急速に普及し始めている。

スラックは、チェット状のインターフェースを基本としている。

  • 文字だけでなく、リンクや画像ファイルのやり取りした内容を検索したり、閲覧したり、保存できる
  • 「チャンネル」で会話を分けて複数のグループと参加する者間のコミュニケーションができる
  • ユーザ間のダイレクトメッセージもできる
  • クラウドでのコミュニケーションツールなので、パソコン、タブレット、スマートフォンなど端末を選ばない

といったものである。元々はソフトウェア開発のチームでコミュニケーションツールとして使われてきたものが、一般のビジネスでも使われるようになった。普及の背景に、働き方の多様性があり、スラックはそれを見事に受け入れたようだ。🎵📄💼💡🏢⚡️🌍🔎happy01