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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:新酒だけではもったいない」から

2019.10.29   日経産業新聞の記事「眼光紙背:新酒だけではもったいない」から

ワイン製造に止まらないマーケティング

 コラムの著者は、ワインの新酒に目をつけ産地を世界に知らしめた「帝王」の異名をもつフランス人、ジョルジュ・デュプッフ氏の「ボジョレー・ヌーボー」の次の戦略について語っている。

◯11月第3木曜日の効用

 この日はご存知のようにボジョレー・ヌーボーが解禁となる日だが、ジョルジュ・デュプッフ氏の商品戦略に乗ったしまったということになるという。

ワインの新酒を楽しむのはバブル時代の残滓だと皮肉る向きもあるが、ポリフェノールの薬効などでワインブームは長く続いており、季節の楽しい時間として日本には定着した。

新酒に限らず、ジョルジュ・デュプッフ氏は野心的で「デュプッフ村」なるテーマパークを作り、自社の製造工程などをアトラクションにして体験させ、収穫の追体験を3D映画で行うなど斬新で、これらを体験すると同社のワインを試飲できるという仕掛けだ。ボジョレー・ヌーボーのモノ消費からコト消費に見事に変化させようとしている。 🍷📱🖥📖🗞🌃🏢💡🔎⚡️happy01🌎🎓🇯🇵🇫🇷


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:交通費精算サービス、モバイルスイカ連動」から 

2019.10.18    日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:交通費精算サービス、モバイルスイカ連動」から

2030年労働人口の需給は644万人の人手不足

コラムの著者 高岡 美佳氏(立教大学経営学部教授)が今回取り上げるのは、NTTコミュニケーションズがJR東日本の協力で9月25日に始めた交通費精算サービス「スマートゴー」で、その意義について語っている。

◯働き方改革関連法に対応

 企業の業務上での交通費精算は、通常、従業員が立て替え、月末に従業員が申請し、上司が承認し、さらに経理関係の部門がチェックして、銀行口座に振り込むといった具合に多くの人手がかかる。その事務コストは精査される額よりも高いモノになる。

スマートゴーは、「モバイルスイカ」と自動連携することで、モバイルスイカの利用データを本人の許諾を得て、交通費精算業務に活用する。利用者が企業のコーポレートカードでモバイルスイカにチャージして電車やバスに乗ると、まず、システムが上司に代わり適正利用の判定を行う。業務に関わる交通費と休日に使用した交通費や物販利用と分けて表示され、月末に上司が一括してこの判定結果を元に承認する。これによって大幅に手数がへり、事務処理も速くなる。2019年4月から働き方改革関連法が順次施行され、企業のデジタル化が必須となってくる。すでに統計上、人手不足になる傾向にあることから、スマートゴーのような取り組みが常識的になるだろうという。🚃🚅🏢📲💳🗒🏪🏢💡🔎⚡️happy01🌏🏡👝📦🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:中国の足かせと遠大な危機突破戦略」から

2019.10.14    日経産業新聞の記事「眼光紙背:中国の足かせと遠大な危機突破戦略」から

今や中国を見ずに投資戦略や経営戦略を考えることはできない

 コラムの著者は、中国経済の在り方が世界の経済に大きく影響を与える実態を述べている。

◯待ち受ける「中進国のワナ」

 あらゆる分野で中国が世界最大の市場になったことは誰しもが認める時代となった。つまり中国が世界の景気変動を支配しているといえる。

例えば自動車産業を見ると、2018年では:

  • 中国:2808万台
  • 米国:1770万台
  • 日本:527万台
  • インド:440万台
  • ドイツ:382万台

という実績である。圧倒的な中国の消費である。スマートフォン、テレビ、パソコン、建設機械、工作機械、鉄道車両でも世界一であるという。

輸出主導や投資主導といわれてはいたが、これらのデータから中国の成長モデルは今や消費主導で、一人当たりの国民所得は1万ドルと先進国に迫っている。つまり貧富や都市と農村の格差といった経済問題は成長と共に解決に向かっているという。その中で、中国が「中進国のワナ」といわれる成長から停滞状態に陥る懸念があるという。大きく積みあがった債務や急速に減少する経常黒字である。

この困難な時期を突破するには、コラムの著者は2点しめしている;

  • ハイテク覇権:すでに次世代通信規格5G技術など世界の最先端にあり、AIなど米シリコンバレーと双肩の位置付けである。これによって輸出力が復活する可能性がある。
  • ポスト一帯一路:人民元経済ができれば、中国の債務は通貨発行に転換される。通貨発行益(シニョレッジ)を生む金の卵と変身する。

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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「いいモノ語り:40周年のウォークマン、ストリーミング再生対応」から 

2019.10.9  日経産業新聞の記事「いいモノ語り:40周年のウォークマン、ストリーミング再生対応」から

メディアの種類も使用スタイルも変わった40年

コラムの著者 山之内 正氏(AV評論家)が、今年40周年を迎えたソニーのウォークマンについて述べている。

○最新版で復刻初代機

 毎年9月のベルリンで開催される家電見本市IFAのソニーブースを山之内氏はのぞいたとのこと。そのブースでウォークマンの展示に注目した。

A100、ZX500という新シリーズの紹介の側で、懐かしい初代ウォークマンを発見したという。だが、よく見ると、初代機「TPS-L2」ではなく、それを模した専用ケースを最新版A100を入れ、カセットケースのハブの動きなどを画面に投入したものであった。

初代機は1979年7月に発売、今年40周年を迎えた。今日まで多くのウォークマンを発売し、メディアの種類もリスナーのスタイルも大きく変化した。2010年モデルは、グーグルのアンドロイドOSを採用して、WiFiでストリーミング再生に対応。電池駆動でアンドロイドは欠点になるが、定額制ストリーミングが無視できないマーケットになったために多くの音楽ファンを考慮したとのことであった。サーバーにある膨大な音源を聴ける環境はまたも違った文化を生むかもしれない。♬♫🎧🍹🏢🕛📈🏢💡⚡️🌍happy01🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:日本発、ウイスキーの次はビール」から

2019.10.11    日経産業新聞の記事「眼光紙背:日本発、ウイスキーの次はビール」から

ラグビーW杯の500メートルクリーンルール

 コラムの著者は、熱戦で盛り上がりを見せるラグビーW杯のビールの販売戦略について述べている。

◯世界レベルのウイスキーに続け

 会期中、世界中から約40万人のラグビー・サポーターが来日するという。ここに大きなビジネス・チャンスがあるという。特にラグビー・サポーターはビール党が多く、試合中、試合後も愛飲するという。

ラグビーW杯には「500メートルクリーン」というルールがあるという。競技場の各出入口から半径500メートル圏内では、試合開催日の2日前から試合翌日までオフィシャルパートナーのみがビジネスできるというもの。今回のビールのオフィシャルパートナーはオランダのハイネケン。日本国内の製造販売権のあるキリンビールは増産体制でクリーンゾーンをビジネスチャンスと見ている。一方、クリーンゾーン外でのビジネスチャンスを睨んでいるのが、サントリーホールディングスで、様々な工夫をこらし、世界のビールファンに日本のビールを認知してもらうチャンスだとしている。

日本のウイスキーも国際的な品評会でもトップ争いの常連となっている。次は、丁寧に作ってヨーロッパで好評な日本のビールもブームを起こしたいようだ。🍻🍺📱🖥📖🗞🌃🏢💡🔎⚡️happy01🌎🎓🧒🇯🇵🏉