【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:社是が促した自浄作用」から
2018/10/01
2018.9.27 日経産業新聞の記事「眼光紙背:社是が促した自浄作用」から
「良心に背く出版は殺されてもせぬ事」
コラムの著者は、新潮社の文芸編集者がLGBTへの差別的な記事を続けて掲載したことで、ツイッターなどで批判が相次ぎ、掲載雑誌「新潮45」は25日に休刊となったことについて語っている。
○新潮社の創業者、佐藤義亮が掲げた社是
創業者の佐藤義亮は、苦労人で印刷見習い工から身を起こし、18歳で出版業の新聲社を立ち上げる。文学青年の投稿を中心にした雑誌は好評を得たが、資金繰りに苦しみ、経営権を譲渡する。しかし、捲土重来をねらい佐藤氏は26歳で新潮社を設立した。
世に知られていない作家を発掘し、社会のためなら採算度外視で出版した。著名な話は島崎藤村の「破戒」である。藤村自身が、戦時下で筆を折る事になったが、戦後再興したのは、佐藤氏の新潮社であった。
社是「良心に背く出版は殺されてもせぬ事」は、先日「新潮45」の批判でツイッターが飛び交ったという。かろうじて、創業の意思は貫かれ、ひ孫の現社長は自浄作用を働かした。📖🌕💡🔎⚡️🏢🌏