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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:米政権のカオスな内部」から

2017.8.3   日経産業新聞の記事「眼光紙背:米政権のカオスな内部」から

軍人と億万長者だけが好まれる?

コラムの著者は、選挙公約の遂行に進んでいるはずが、ロシアンゲート捜査などで側近の人事に手をつけカオスになっていることに触れている。

◯方針は朝令暮改、政策は説得性に欠く

 

コラムの著者は米国にいる知人と意見交換をして、トランプ大統領の選挙公約の実現がロシアンゲートの進展でままならず、事態打開のために側近人事に手をつけて、ホワイトハウスはカオス状態だという。

状況は;

  • スカラムチ氏(広報部長)就任;ウォール街出身→スパイサー報道官は辞職
  • プリーパス首席補佐官を罷免→ケリー全国土安全保障長官を任命

さらに、任命された人事で

  • ケリー首席補佐官の要請で、スカラムチ広報部長は解任

といった始末。さらにロシアンゲートで

  • トランプ大統領はセションズ司法長官を公然と批判

といった状況。結局トランプ大統領のお気に入りだけが生き残ることになり、軍人と億万長者を好み、政策を企画立案、遂行する能吏がいないという。官僚もリークを止めず、トランプ大統領降ろしを画策しているという。⚡️💡🇺🇸🌍😃


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「横山斉理の目:売り切れ御免、『ま、いっか』と思えますか」から 

2017.8.3   日経産業新聞の記事「横山斉理の目:売り切れ御免、『ま、いっか』と思えますか」から

売れ切れ御法度は、一部の小売と消費者との社会的雰囲気が作り出したもの

コラムの著者 横山 斉理氏(法政大学経営学部教授)は、売れ切れ現象について同じ小売業でもビジネスモデルが異なることを示している。

○売れ切れても納得出来る生活もあり

自然災害などの有事や大きなイベントが開催されたときなど以外にコンビニで商品のほとんどが売れ切れていて欲しいものが手に入らないといった状況は起こっていない。売り切れを是としないコンビニエンスストアは顕著で、売れ切れは御法度である。

コンビニが売り切れが御法度なのは、高精度な需要予測のもとになるPOSデータが売り切れが生じると信頼性が損なわれることになり、在庫に過不足が起こり、ビジネスモデルが崩れるからである。また、チェーン全体のイメージ低下や足を運んでくれたお客様に対する信頼性が低下し、結果として企業価値を下げることになりかねないからであると、横山教授は指摘している。

一方で商店街の八百屋や鮮魚店では、閉店近くでは「売り切れ御免」がでる。売り切れは、コンビニエンスストややキオスク、総合量販店、ドラッグストアなどの一部の小売業を除き、御法度ではない。むしろ閉店近くでは売り切りことでロス率を下げ、それが翌日以降の低価格販売の維持につながる。これは一見消費者に不便をかけているようには見えるが、大半が常連客である場合、顧客側は先読みしていつ売り切れるかどうかを見越した行動をとる。

このようにみれば「売れ切れ」は必ずしもよくないことではなく、一部の小売と顧客の暗黙の了解で成り立っていることがわかる。確かに便利な生活も良いが、「ま、いっか。この時間だから当然ね」と思えるような生活も快適かもしれない。🍉🏪💡⚡️🏢🌍happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:ロータリー車と産業政策」から

2017.8.2   日経産業新聞の記事「眼光紙背:ロータリー車と産業政策」から

今も多くのファンに愛されて50年

コラムの著者は、今から50年前の通商産業省(現経済産業省)の産業政策が有効であったら、マツダとホンダも存在しなかったという。

◯世界初のロータリーエンジン搭載量産車を生む

その自動車が生まれて50年が流れたという。製造元のマツダやファンから主催する記念イベントが各地で開かれているという。ロータリーエンジンはその画期的な技術ながら石油危機などで業界のスタンダードにはなれず、5年前に生産を終えた「RX-8」を最後に市販車のラインアップから消えた。

このエンジンは、現在VW傘下のアウディなどに吸収合併されたNSUにいたドイツのフェリックス・バンゲル工学博士とマツダが共同開発した、

この海外メーカーとの共同開発の背景は、当時の通商産業省のメーカー3社に集約という産業政策があったと言われる。独自技術でマツダはその存在意義をアピールしたものだった。構想通りであれば、現在の業界のマツダもホンダも存在しないことになる。⚡️🚗💡💰🇯🇵🌍😃


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:軍事研究との距離感」から

2017.8.1   日経産業新聞の記事「眼光紙背:軍事研究との距離感」から

欧米では危うさや問題には常に監視

コラムの著者は、大学が軍事研究を受託するのは海外ではもう少し日本とは異なり日常的でその際の状況について解説している。

◯軍事技術は殺傷兵器のような直接的なものもあるが、監視、計測、通信、防衛や復旧と広範囲

 ほとんどの大学研究者は自分の研究成果が殺傷兵器に応用されるとすると、反対する。しかし、軍事技術の範囲は意外に広く、監視や計測、通信、防衛や復旧などの分野も含まれる。一般社会の利便性を高める効果も大きい。軍事と非軍事の線引きをして軍事研究には反対するといった考え方はできるが実際は線引き自身が難しい。

日本では、軍事研究に触れる研究者が特別視されるが、海外では、もう少し身近な問題として扱われるという。

大学が軍事研究を受託するのは日常的で、米国なら全米科学財団(NSF)や米国立衛生研究所(NIH)、さらに国防総省国防高等研究計画局(DARPA)による大学への助成は貴重な研究財源となっている。

さらに危機管理や研究の課題については常に監視され、資金源は明確に示され、関わりたくない博士研究員は応募しない。全くキャンパスもことなる場所に研究施設をおくことも多い。

日本の防衛装備庁が2015年度に始めた「安全保障技術研究推進制度」をきっかけに大学との軍事研究について議論が始まった。日本学術会議の反対声明で結論がでたように思われているが、これはスタートラインだとコラムの著者は示唆している。大学には、今こそ明確な指針が必要だ。🚀⚡️💡🇺🇸🇯🇵🌍😃


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「拡大鏡:組み立てロボ、トリセツ親切、図解パワー」から

 2017.7.31  日経産業新聞の記事「拡大鏡:組み立てロボ、トリセツ親切、図解パワー」から

教育向けロボの取扱説明書、初心者や訪日客に配慮

コラムの筆者 高橋 慈子氏(テクニカルライター)は、教育向けロボットの取扱説明書をとりあげ、その役割について語っている。
◯部品点数が多く同種の内容があることから3DCADで図解

 

接客にロボットが活躍していたり、2020年には小学校でプログラミング教育が始まることから、プログラミングの対象としてロボットを教材にする動きも広まっているという。

コラムの著者、高橋氏は今回教育向けロボットの取扱説明書に注目している。対象は教育、研究開発用などのロボットを開発、販売するヴィストンの二足歩行ロボット組み立てキット「Robovie-nano」で、ホビーや教育用途の入門用として開発したものであるという。ロボットの組み立てが未経験の人でも取扱説明書を見ながら部品を組み立てることができるように配慮したという。

このキットでは、部品点数は小型ながら356個と多く、使うネジは8種類、223個もある。取扱説明書には工夫があり、ネジには番号をつけ、取り付け位置が迷わないように図解している。取り付け方向がわかりやすいように、複数の方向からの図解を使って説明をしている。組み立て工程ごとに必要な部品をはじめに説明し、よく似た構造を間違わずに組み立てられるように3次元CADを駆使したという。

取扱説明書はCD−ROMに収録あるいは同社のホームページからもダウンロードできる。大きな図面を使って見やすさを考慮した。また、直営店を訪れる訪日客にも配慮し、英語版ソフトと取扱説明書を準備している。🔧⚡️💡📖🌍happy01