【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:シミュレーションが切り開く」から
2014/06/12
2014. 6.5 日経産業新聞の記事「眼光紙背:シミュレーションが切り開く」から
ソフトシミュレータが海外技術の展開を支援
コラムの著者は、ソフトシミュレータ(エムエスシーソフトウェア、東京・新宿)が川崎重工業の鉄道車両事業の国際展開に貢献したことを示し、高精度のシミュレータが拓く可能性を示している。
○川重はニューヨーク地下鉄の案件で実車両試験を免除
実車両試験が免除されたのも、鉄道車両設計で車体強度維持と、消費電力削減を狙った軽量化の両立できることを同社のソフトシミュレータで検証できたことにあるという。構造解析と実機での荷重試験の結果が一致したことから、衝突時の先頭車両の運転手と乗客を守るよう先端部が変形し、衝撃吸収する構造分析にも応用してみたという。実車両試験で検証し、これが実車両試験の免除につながった。
これで仏アルストム、独シーメンス、加ボンバルディアの鉄道大手3社に並ぶことができたという。この話から、コンピューターシミレーションの技術的な機能、性能向上はもとより、これを応用したメーカーの製品が国際化につながるヒントがあるに違いない。
コメント