【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:壊れゆくインフラ、技術開発・予算に知恵を」から
2013/04/18
2013.4.12 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:壊れゆくインフラ、技術開発・予算に知恵を」から
人工物はやがて傷つき、壊れる
コラムの著者 渡辺慎介氏(学校法人関東学院常務理事)は、山梨県の中央自動車道笹子トンネルの天井板崩落事故をきっかけにインフラストラクチャの保守・点検のついて語っている。
○自然と人工
植樹によって森を作ることでキャンパスを自然のちからで景観を良くする。その話を渡辺氏が建築家に話したとき、「それに比べると、建築は造った時が最高。あとは次第に美しさを失う」と。人工物は、やがて傷つき、壊れるものであることを実感したという。
○健全性評価とそれに基づく維持技術も応用技術同様に重要
笹子トンネル事故の調査で、杜撰な管理が浮き彫りになった。完成から35年も経つのに、天井板を支えるボルトや金属の補修や交換はなく、ボルトの打音検査もこの10年以上も実施されていなかったという。
利用者の安全と命を守るために、インフラをどう維持していくか、国や事業者は技術開発と予算の配分を再検討すべきと渡辺氏は指摘する。
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