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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「SmartTimes:ポータブルスキルの鍛錬」から

2021.3.10  日経産業新聞の記事「SmartTimes:ポータブルスキルの鍛錬」から

大変革時代に必要な何でもやれるスキル=ポータブルスキル

 コラムの柴田 玲司氏(インディゴブルー会長)は、アラフィフ(50歳前後)以上の人を対象とする「学び直し」の場を推進、その意図について語っている。

○自分の考えを整理し、書き、話し、物事の段取りを整える基本的なスキル

 柴田氏が推進する「PHAZEリカレント」は、かつて意識改革ばかりが主要テーマであった学び直しを「心のもちよう」を整え、どんな仕事をするにも必要となる「ポータブルスキル」を徹底的に鍛える場だという。柴田氏がいう「ポータブルスキル」とは、自分の考えを整理し、書き、話し、物事の段取りを整える基本的なスキルである。

時代は大きく変化し、70歳定年も間近になるというこれからは、「学び直し」なしには立ち行かないと柴田氏は予想している。確かにデジタル時代の新しいスキルの習得である「リスキリング」は叫ばれているが、多くのアラフィフティには、この「ポータブルスキル」と「心のもちよう」のリセットであると示唆している。

内容は、3ヶ月で40コマで時間は午前7時から60分ですべてオンライン。概要は:

  • 柴田氏の講義:10コマ
  • 挑戦者たち、友人たち、社長経験者たち10名の講話:10コマ
  • 自分の経験を「言葉」にし、他者と共有できるコンテンツにする「私の履歴書」:10コマ
  • 推薦図書を読み、他者にその内容の講義をする「文献知の共有」:10コマ

の合計40コマ。一企業に長く勤めると、その企業での特定の仕事をするスキルは鍛えられるが、一度外に出ると応用が効かないことがことがあるという。柴田氏によればこれは基本的なパーソナルスキルが不足しているからだという。これからの変化の時代を乗り越えるには、何でもこなす基本的スキルが必要であり、良き社会づくりにつながることを柴田氏は希望している。💺🍽💹🕛🛒📶🩺📈😷💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:アニメ制作、ネットフリックスが変えるか」から

2021.3.10   日経産業新聞の記事「眼光紙背:アニメ制作、ネットフリックスが変えるか」から

低賃金・長時間労働のアニメ制作現場

コラムの著者はネット動画大手の米ネットフリックス社の日本でアニメーター育成を行うとの発表を受けて、日本のアニメ業界への影響について語っている。

○日本のアニメは産業化が長い割に属人的

 コラムの著者によれば、確かに日本のアニメ制作現場は、低賃金・長時間労働で劣悪とされ、人材育成もままならないという状況に、同社の参入であるが、手放しで喜べない事情があるという。

今回の人材育成は、ネットフリックスが提携する日本のアニメ制作会社が開く育成塾の受講生10名ほどに月額15万円の生活費を支給し、60万円相当の授業料を負担するというものであるという。

問題は日本のアニメ業界が意外に歴史があり、アニメーターを育成する専門学校も存在する。にもかかわらず、米国企業が支援に乗り出すのは、専門学校を出ただけでは、現場で通用する技術を身につけられない点にある。しかも、未だにAIなどからアニメを作るのは開発途上で、制作者のセンスと経験、その腕に依存している。確かに、新人育成を現場で推進するには低賃金・長時間労働では厳しいが、ネットフリックスのような取り組みは評価できる。ただ、卒業生を囲い込み、同社のアニメ制作に当たらせるのは如何なものだろうか。🎦🚍🚌⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🗒📕happy01🌏🇯🇵🇺🇸


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「WAVE:マンガに学ぶ専門知識」から

2021.3.11   日経産業新聞の記事「WAVE:マンガに学ぶ専門知識」から

話題の事項ばかりでなく専門領域の俯瞰も

巣ごもり生活と春休みで自分自身も子どもたちも過ごし方が困っている人もいるだろう。コラムの著者 成田 宏紀氏(DCIパートナーズ社長)は、その中で子どもとも一緒に楽しめ、専門知識も理解できるマンガを紹介している。

◯擬人化で親子で理解

 成田氏によれば、近年の「マンガでわかる〇〇」という形で専門書の内容をマンガで伝える著作があるが、従来のコミック本コーナーでのレベルを思われるかもしれないが、侮ることなかれ十分に為になるという。成田氏によれば:

  • 「ナニワ金融道」:金融関係の研修などで利用
  • 「インベスターZ」:投資家に注目
  • 「JIN-仁」:ライフサイエンス業界での専門書と並んでいる
  • 「はたらく細胞」:成田氏自身が推薦、生命活動をつかさどる細胞を擬人化

などがあるという。成田氏が薦める「はたらく細胞」は、最新の免疫学で花形のT細胞ではなく、少し地味な好中球が主役で、面白いという。多くの専門家や投資家でさえ、気にしない好中球であることは、かえって免疫学全般を俯瞰できるメリットがあるという。また、擬人化されたマンガであればこそ、日常生活と結びつけやすく、子どもたちにも受け入れやすい。まさにマンガの時代であろう📖💺👓👩‍🦯😷🦠📶💻🛠⚓️💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「トレンド語り:自宅でオンライン運動、気軽にレッスン、続々登場」から 

2021.2.24 日経産業新聞の記事「トレンド語り:自宅でオンライン運動、気軽にレッスン、続々登場」から

巣ごもり消費は意外に健康的な生活の機会を与えるかも

 コラムの著者 岩崎 博論氏(博報堂 ディレクター)は、テレワークや外出自粛など巣ごもり生活で運動量が減ることが気になる人が増え、その悩みに応えるビジネスも好評だと語っている。

◯オンラインレッスンでもさまざまな挑戦が

 自粛生活で運動不足に悩む人が多いことから、さまざまなオンラインビジネスが広がっていると岩崎氏は語る。米国のフィットネスウェア大手のルルレモンが最近買収したMIRRORはまさに名前どおり、個人に等身大の鏡のようなディスプレーを設置し、そこでインストラクターがライブ配信やビデオ配信を行うことでオンラインレッスンを行うものだという。興味深いのは、等身大のディスプレイで指導を受けることで臨場感ある運動ができるというもの。ディスプレイは約15万円で月額5千円程度でオンラインレッスンが受講できる。米国だけでなく国内でも博報堂DYグループのSOELUもライブとオンデマンドオンラインレッスンを行っており、200人を超えるインストラクターが指導を行うという。

自粛生活でこれまで運動が億劫だった人も手軽にオンラインレッスンでエクササイズを始めるツールとなっており、意外に健康的な生活を得るチャンスかもしれない。👕🏃‍♂️🏃‍♀️📶📺🦠😷🍲🍵🏢📶📺🏢💡⚡️🌏happy01📂🌍🇯🇵🇺🇸


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:コロナ禍の交友関係、関心核に親密圏再編」から 

2021.1.29  日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:コロナ禍の交友関係、関心核に親密圏再編」から

漠然とした人の付き合いは減る?!

 コラムの著者 関沢 英彦氏(発想コンサルタント)は、前回と同様に新型コロナウイルスに関する博報堂生活総合研究所の意識調査の結果から交友関係の変化について考察している。

◯電話・電子メール・各種SNSの使い分け

  関沢氏によれば、コロナ禍でのテレワークを歓迎する背景に、通勤が不要という他に人付き合いが面倒という意識調査(博報堂生活総合研究所の「生活定点」)の結果があるという。

親しみを感じる人間関係が減って、親密圏が狭くなったという。これまでの調査では、「パーティーを開くなど、友人を家に招くのが好き」「自分は誰とでも友達になれる」「家族ぐるみで付き合っている親しい家族(親戚以外)がある」「人と一緒にいる幸せを重視する」という人が多かったという。さらにすでに3割以上の人が「友達でも、間柄によって連絡の方法を意識して区別している」も増え、電話・電子メール・各種SNSの使い分ている。

また、興味深いのは、同じテレビ番組・ゲームなどのコンテンツを楽しみながら、時間を共有するといった「オンライン同期」という現象が、日本だけでなく海外でも散見しているという。さらに、テレビ番組・ゲームだけでなく、オンラインツアー、ウェビナーなどの多様なコンテンツを使う場合も出てくるようだ。つまり、交友関係も漠然としたお付き合いではなく、明瞭な関心を核にして親密圏は再編の時期に入ったようだ。🎥☕️💺💻🏠👧👩😷🦠❤️🌍happy01🌎🇯🇵💡🌍🇯🇵