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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:グーグルの『変節』に期待」から

2017.10.9  日経産業新聞の記事「眼光紙背:グーグルの『変節』に期待」から

利用者にとってはニュースの幅が広がる

コラムの著者は、米グーグルが10月2日に発表したメディアが自社記事の有料購読者を獲得する支援策に言及している。

◯これまでのメディアとの対決姿勢を変節

 この発表はメディアにとってもプラスだけというわけではなく、グーグルにとっても、これまで悩ませれてきた「フェイクニュース」への対策が打てるというメリットがある。コストをかけた良質なコンテンツがグーグルという巨大なプラットフォームに露出する機会がふえるという。

これまでグーグルは、1日最低3本の、有料記事を無料にするようメディアに求めてきた。この枠の撤廃で、無料で提供する記事の数は各メディアの判断によるとした。メディアとの対立姿勢は「変節」し、米メディアも「健全だ」として褒めているという。同社の新しい戦略やサービスが背後にあるようだが、ここは利用者にとってニュースの幅が広がることから歓迎したいところである。💻📰🏢⚡️🌍happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:プラズマパネルとFCV」から

2017.10.3  日経産業新聞の記事「眼光紙背:プラズマパネルとFCV」から

一方の技術に投資や人材が集中すると他方を振り切る

コラムの著者は、過去の技術革新の歴史から、海外でも話題が沸騰している電気自動車(EV)と燃料電池車(FCV)の競争について憂いている。

◯拮抗する技術ではシェアが大きな差をつける

 技術の世界ではしばしば番狂わせが起こるという。

  • 平面パネル:画質の良さを誇ったプラズマが液晶に駆逐され、プラズマに入れ込んだパナソニックの屋台骨を揺さぶった
  • 携帯電話:PHSが携帯電話では高速データ通信が可能なネット時代の本命とみられていたが、携帯電話の爆発的な成長の前になすすべもなく、市場から撤退した
  • 輸送機関としての馬:広大な米大陸の移動手段の中核は長らく馬車が担っていた。蒸気船や鉄道が登場しても馬の重要性は変化がなかったが、ひとたび内燃機関(自動車)の普及で馬の居場所はいなくなった。

このような拮抗した技術に勢いがついて投資や人材の投下が始まると、その技術が長足の進歩を遂げて、競合の技術を大きく引き離す。今話題の次世代自動車は、EVとFCVの競争で、英仏に引き続き中国もFCVではなく、EVを選択。日本勢は、かつてのプラズマ、PHSの二の舞にならないだろうかと危惧している。🐎📱🚘🚗⚡️happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「西川英彦の目:『百人ビール・ラボ社』、ビール文化、顧客とシェア」から

2017.10 5  日経産業新聞の記事「西川英彦の目:『百人ビール・ラボ社』、ビール文化、顧客とシェア」から

メーカーと愛好家がオンラインでコミュニティーを維持

コラムの著者 西川英彦氏(法政大学経営学部教授)は、メーカーが顧客と新製品開発を目的としたオンラインコミュニティーを維持するのは難しいという。しかし、西川教授はこの難題に挑戦したサッポロビールについて述べている。

○作り手、飲み手、注ぎ手の3者が語り合えるコミュニティー

西川教授が取り上げたのは、サッポロビールが、ビール愛好者と共に運営する仮想会社「百人ビール・ラボ社」である。オンラインコミュニティーの維持が難しいと言われるのは、新製品開発には時間がかかり、複数の新製品に対応できず、顧客や愛好家との交流が常時できないからであるという。

 「ラボ社」は、2015年にオンライン上に創設された。愛好家は仮想の社員となり、商品企画部、広告宣伝部、人事部、総務部に属し、貢献に応じて昇進、4つの新しいビールを開発、完売までに至ったという。ところが、サッポロビール社内で、その後そもそもラボ社の活動自身が議論となり、一旦活動を中止した経緯がある。再検討し、単に開発までではなく、オフラインの場までビール文化を広める活動として再出発した。

その第一弾がサッポロビールの新入社員の懇親会にラボ社社員も参加するというイベントである。ラボ社は再入社した形式をとり、全員新入社員として参加することになった。さらに外食部を設置して、ビールも提供する飲食店も巻き込んだ。

こうして「作り手、飲み手、注ぎ手の3者が語り合えるコミュニティー」ができた。初の外食部会も札幌市内のビヤバーで開催。盛会になったという。外食部会は東京都、兵庫県などで予定され、新しい商品企画のレベルにはいると期待したい。🍺💡pc🌍happy01

 


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「拡大鏡:ソニー『RX0』頑丈自慢、どこでもカメラ」から

 2017.10.2   日経産業新聞の記事「拡大鏡:ソニー『RX0』頑丈自慢、どこでもカメラ」から

使い方をユーザーにゆだねた動画撮影用カメラ

コラムの筆者 内田 勲氏(フォトアドバイザー)は、小型高性能でタフな同製品についてマーケティングとしての位置づけに言及している。
◯単焦点で密封され、防水機能、さらに複数台の同時操作

 静止画画像のカメラというよりは、映像表現として動画撮影を目的とした、小型ながら高耐久性で、過酷な環境でも撮影が可能であるという。

従来のカメラでは撮影が難しい雨天や砂漠などの環境でも撮影が可能で、しかもフルHD撮影が可能で、手元のスマートフォンで、複数台のカメラの操作が可能となっている。同じ被写体でも多方面から撮影が可能でVR機能や、被写体の周りに複数のカメラを置き、被写体の動きをスローモーションのように見せるパレットタイム撮影もできる。映像表現を可能性を」広げるカメラともいえる。

ソニーではターゲットを示していないが、小さくて堅牢なボディーを持つカメラなので、さまざまな使い方が可能である。ユーザに使い方を委ねあtカメラと」いえよう。📷⚡️💡⚡️🇯🌍🇵happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「拡大鏡:プロジェクタースタンプ、印影まっすぐ光の導き」から

 2017.9.25  日経産業新聞の記事「拡大鏡:プロジェクタースタンプ、印影まっすぐ光の導き」から

日常の不便にビジネスチャンス

コラムの筆者 栗坂 秀夫氏(パシフィックデザインアソシエーツ代表)は、日本の日常生活に使われる印鑑での不便に注目した企業について語っている。
◯厳しいビジネス環境の中で

 栗坂氏が取り上げるのは、印鑑製造で、全国の60%のシェアを占め全国首位の生産を誇る山梨県の企業と取り上げている。山梨県の生産がこれほど伸びたのは甲府近郊御岳の水晶鉱山が発見されたのが契機となり、印材の水晶と共に彫刻技術が発達し、その後、拓殖(つげ)や水牛などの印材も取り扱うことで発展したという。

しかし、印章自身の需要は安定しているように見えるが、サイン化の進行や100円ショップなどからの価格低下の影響を受け、現状の経営は厳しいという。

そこで、印章市場に一石を投じる動きも出てきているという。天野製作所は、従来の印章の概念とは異なったプロジェクタースタンプを開発した。この製品は、金属製の印章上部にLEDを組み込み、捺印前に点灯すると、アクリルの印面を通して、印影が紙面に投影される。その時、まっすぐになっているか、朱肉のつき方は適当かなどを確認できるという優れものである。

点灯は握った時だけになっており、取り扱いも簡単で、印章の伝統技術とLEDという最新技術を組み合わせた好事例である。高齢者にもわかりやすく、同製品を他の印材でも展開すると同社では計画している。日常の中にまさにビジネスチャンスがある。✏️⚡️💡⚡️🇯🇵happy01