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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:東映アニメの苦境は対岸の火事にあらず」から

2022.3.30 日経産業新聞の記事「眼光紙背:東映アニメの苦境は対岸の火事にあらず」から

ICT前提のビジネスでは情報セキュリティー対策が最優先

 コラムの著者によれば、東映アニメーションが3月7日から社内ネットワークに外部から不正アクセスがあり、テレビや映画などの新作が公開できない状態で経営が厳しいという。

○公的支援なしでは中小企業までカバーできないか?!

 コラムの著者によれば、このままいけば2022年3月期は連結売上高で過去最高水準に迫る勢いだったが、映画の公開延期で2023年3月期の減収は避けられい事態だという。

その被害は以下の通りである。

  • 4月22日公開予定であった映画「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」の公開延期:不正アクセスで社内システムを一時停止したのが原因。
  • TVアニメ「デリシャスパーティ♡プリキュア」:4週間にわたり過去作と映画で差し替え
  • TVアニメ「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」も4週分の新エピソードを延期
  • TVアニメ「ONE PIECE」と「デジモンゴーストゲーム」も20日以降、新作の放映延期

以上の要因であるサイバー攻撃に関して東映アニメーションは公式な発表をしていない。ただ、身代金要求型ウイルス「ランサムウェア」の被害にあったのではないかと言われている。

アニメ界でもコンテンツはデジタルデータでの納品が常識になりつつあるが、投資余力がない制作会社が多く、サイバー攻撃に対しては無防備に近いという。上場企業で最大手の東映アニメーションですら被害に遭っている。日本のアニメ産業を守る抜本的な対策には公的支援が必須であろう。🎨🦠😷🍟🚓💴📖📞🚗🚀⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🗒🌏🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:野菜使った冷凍総菜、手軽に副業、食卓の変化対応」から 

2022.4.1  日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:野菜使った冷凍総菜、手軽に副業、食卓の変化対応」から

コンビニでの需要をさらに深掘り

 コラムの著者 高岡 美佳氏(立教大学経営学部教授)が今回取り上げているのは前回に引き続き、食品関係だが、毎日の食卓に影響を与える副菜についてのマーケティングを見ている。

◯冷凍総菜の特徴を生かす

 高岡教授が今回取り上げたのは、ニップンの「国産野菜のポテトサラダ」と「国産野菜のかぼちゃサラダ」である。国産野菜の素材を生かした優しい味わいが特徴の冷凍総菜である。袋から好きなだけとりだして電子レンジで調理することで、おかずを1品増やすことができる優れものである。

目をつけたのが、自宅での夕食に簡単に総菜を食べたいというニーズである。ニップンの独自の調査では、自宅での夕食時にほぼ毎日「副菜」を手べる人は約6割いることがわかった。副菜とは、サブのおかずのことで、すでにこのニーズを捉えてコンビニエンスストアではチルド総菜の需要が伸びている。同社もこの需要を捉え、チルドにはない冷凍総菜ならではの加熱殺菌しないことから野菜のゴロゴロ感を出すことにした。また、小袋に分けてジッパー包装とすることで、開封すると面倒となる冷凍総菜の欠点を補った。食卓の形の変化もコロナ禍以降、大きく変化している。ライフスタイルにそった冷凍食品開発を進めていきたいと同社は考えている。🎃🍠🍔🥐🍭👔🗒🎁🚚☕️🍮🖥🍶😷🦠🏢🗒🏪🏢💡🔎⚡️happy01🌏🏡👝📦🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「いいモノ語り:体温計の説明書、正しい測り方に注目」から 

2022.3.30 日経産業新聞の記事「いいモノ語り:体温計の説明書、正しい測り方に注目」から

各社工夫のある取扱説明書

 コラムの著者 高橋 慈子氏(テクニッカルライター)はコロナ禍で利用する機械技増えた体温計の取扱説明書について利用者の目線で検証している。

○正確に検温するための説明

 高橋氏は、新型コロナウイルス感染で利用が増えた体温計について、専門家の知見でその取扱説明書を評価している。対象としたのは、電子体温計で、テルモ社製 C232とオムロン社製MC-687-MKの2つである。電子体温計はいずれも予測検温方式をとており、数十秒でスピーディーに検温できるが、測定から体温の上昇を分析して、予測体温を表示するため、正しい測定法が重要となる:

  • テルモ社製 C232:5つの手順でケースから取り出し、測り終えるまで説明付きイラストで、当てる向きを示している。
  • オムロン社製MC-687-MK:電源を入れるとところから収納ケースに入れるまで4段階で手順を示し、この説明書とは別に「正しく測るために」という見出しがあり、測る前の純武と検温時のポイントがまとめられている。さらに小さな説明書をつけ、「よくある質問(FAG)」の応えている。

双方共ユーザー目線ではうまく要点を伝えている。🌡🥢🍚🛠🍖🍽👜🏯📗🖥👧👦🛌👧🏢🕛📈🏢💡⚡️🌍happy01🌳🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「トレンド語り:ディオールの新店舗、フランスのソフトパワー体現」から 

2022.3.16 日経産業新聞の記事「トレンド語り:ディオールの新店舗、フランスのソフトパワー体現」から

パリ凱旋門近くの新店舗

 コラムの著者 竹原 あき子氏(工業デザイナー)は、ファッション界の帝王、ベルナール・アルノー氏(LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンん社代表)の手掛けるディオールの新店舗について述べている。

◯フランスの代表的産業モード(ファッション)の誇り

 竹原氏によれば、フランスがファッションが産業として成立し、ファッション業界の帝王、ベルナール・アルノー氏は新店舗でフランスのソフトパワーを体現したという。

ベルナール・アルノー氏はフランスのファッションと文化をを握っている。そのベルナール氏がファッション業界に足を踏み入れる要因となったのがディオールの店舗だという。

3月にパリ凱旋門の近くにベルナール氏は3店舗を新装開店した。竹原氏が興味深いと見えたのは工事期間中も数知れない仮縫いの服が窓際に見えるように設置され、依頼主の来店を願っているようだったという。

新店舗ではギャラリーもあり、創業からのデザイン、回顧展から選んだ常設展「ディオールギャラリー」がある。このしつらいがフランスの文化であろう。🥻👔💡🚕🥬🥕🍞🐱📶📺🦠😷🍲🍵🏢📶📺🏢💡⚡️🌏happy01📂🌍🇫🇷


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「西川英彦の目:YOASOBIのヒット、小説X音楽、実験が市場創る」から

2022.3.18  日経産業新聞の記事「西川英彦の目:YOASOBIのヒット、小説X音楽、実験が市場創る」から

実験的な挑戦をしながら、市場の反応を見て素早く次の一手に

 コラムの著者 西川 英彦氏(法政大学経営学部教授)は、コロナ禍でエンターテイメントの話題が少ない中で「小説を音楽にする」というコンセプトが受けている音楽ユニット「YOASOBI」のマネジメントについて考察している。

◯実験市場が新市場を創造する

 ヒット曲を次々生み出す、Ayase氏とikura氏の音楽ユニット「YOASOBI」のマネジメントに西川教授は、興味を持っている。両名にソニー・ミュージックエンタテインメントの3人が現場での判断から戦略までをマネジメントするプロジェクトでもある。

もともと投稿小説をもとに音楽を制作するという実験的な活動を行なっていた中で、Ayase氏を発掘し、さらに3人で歌手を探していると、ikura氏をYouTubeの活動を見て声をかけた。小説を元に楽曲を制作するAyase氏に10代が好む音楽を分析して、第1弾「夜に駆ける」が生まれた。この作品がYouTubeで公開されると瞬く間に100万回再生を記録し予想以上のヒットとなった。

コロナ禍で話題が少なかったエンタテインメント業界で、「小説を音楽にする」というコンサプトが受けTVメディアでも取り上げられるようになった。プロジェクトは実験的な試みに挑戦し、市場の反応をみてスピーディーに次の手に反映している。小説X音楽という新市場を創造することにつながっている。♬📱🍟🏥📷💻🍺🦠🎓🏢📈🔎⚡️🌍happy01📶👦👧💡🇯🇵